「モノ言う解説者に」 LPGA樋口久子相談役に厳しい声

公開日: 更新日:

 柏原が14番の2打目をグリーン奥バンカーに入れると、「(柏原は)オフのトレーニングでボールが飛ぶようになって飛距離がわかっていない」。ボギーをたたくと「優勝というプレッシャーですね」とサラリと話した。

 もっともらしく聞こえるが、具体的な解説はほとんどなかった。

「若林は、師匠である岡本綾子の指導を受けて体とクラブが同調して、オンプレーンの理想的なスイングでした。バランスが良く、無駄な動きがないからリズムが生まれ、崩れにくい。そんな若林のスイングを解説しないで、樋口は“最終組から3組前でプレーしてプレッシャーがかからなかった”と言った。一方、柏原も川岸も右や左に曲げていましたが、それはスイングに問題があるのであって、樋口は分析が足りず視聴者が納得するような解説をしていなかった。優勝できなかった若手のために厳しいことを指摘するのも相談役の役目です。キャリアのある樋口が解説すれば説得力がある。もっとモノ言う解説者になってもらいたい。そうすればテレビ中継が録画であっても、視聴者は楽しみにするはずですよ」(前出の宮崎氏)

 テレビ局も樋口相談役を解説に担ぎ出したらそれでおしまいではなく、もっと中継方法を工夫しないと、せっかくの優良コンテンツが台無しだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    出家否定も 新木優子「幸福の科学」カミングアウトの波紋

  2. 2

    中学受験で慶応普通部に進んだ石坂浩二も圧倒された「幼稚舎」組の生意気さ 大学時代に石井ふく子の目にとまる

  3. 3

    さすがチンピラ政党…維新「国保逃れ」脱法スキームが大炎上! 入手した“指南書”に書かれていること

  4. 4

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  5. 5

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  1. 6

    中日からFA宣言した交渉の一部始終 2001年オフは「残留」と「移籍」で揺れる毎日を過ごした

  2. 7

    有本香さんは「ロボット」 どんな話題でも時間通りに話をまとめてキッチリ終わらせる

  3. 8

    巨人は国内助っ人から見向きもされない球団に 天敵デュプランティエさえDeNA入り決定的

  4. 9

    放送100年特集ドラマ「火星の女王」(NHK)はNetflixの向こうを貼るとんでもないSFドラマ

  5. 10

    佐藤輝明はWBC落選か? 大谷ジャパン30人は空前絶後の大混戦「沢村賞右腕・伊藤大海も保証なし」