インテルを“戦力外”の長友 唐突な2試合連続先発のナゼ

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 セリエA・インテルに所属する日本代表DF長友佑都(30)に異変が起きた。今季、戦力外扱いを受けていたのに、第32節のミラン戦に先発フル出場したと思ったら、続く現地22日の第33節のフィオレンティーナ戦にも先発。後半28分で退いたとはいえ、シーズン終盤になって今季初の2試合連続先発なのである。

 今季の長友は開幕戦に先発フル出場を果たした後、ベンチを温める日々が続いて、先発フル出場は第10節、第16節、第22節にとどまった。その後、第23~31節でプレーしたのは、後半42分から交代出場した第27節だけ。

 唐突感アリアリの2試合連続先発に、日本のサッカー関係者からも「長友に何があった?」といぶかる声が上がったものだ。

「すべては今季終了後に“1円でも高く売るため”です」とサッカーライターが続ける。

「今季開幕前、インテルの親会社となった中国の家電量販店最大手・蘇寧雲商グループの意向もあって、今季終了後、インテルは選手の3分の1を入れ替える大型補強を敢行する。その放出選手の目玉のひとりが、在籍7年目の最古参選手の長友なのです。その長友とインテルとは19年6月30日まで契約が残っている。今季終了後に移籍先が決まった場合、もちろん移籍金が発生する。インテルとしては、1円でも多くの移籍金を獲得したいのでシーズン終盤に、ケガも故障もない。フィジカル的に何の問題もなしと強調するために試合に出したというワケです」

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