DeNAドラ1浜口 “元阪神ファン”が敵地で見せた強気の源流

公開日: 更新日:

「すごく声援が大きくて緊張したが、自分の投球をしようと思った。いい真っすぐを投げられた」

 25日の阪神戦、DeNAのドラフト1位左腕・浜口遥大(神奈川大)が七回途中無失点の好投。新人では一番乗りとなる2勝目を挙げ、充実した表情を見せた。

 昨秋ドラフト後、ラミレス監督による指名挨拶の際に「阪神相手に投げたい」とアピールしていた。父親の影響で阪神ファンだったというルーキーは、ほぼ完全アウェーの甲子園のマウンドがむしろ、心地よかったのかもしれない。熱狂的な阪神ファンのヤジにも動じず、強気の投球で六回まで無安打。最速150キロの速球で果敢に内角を攻めつつ、チェンジアップやスライダーで的を絞らせなかった。

 身長は173センチも、体重は80キロのガッチリ体形。力強いボールを投げるのは生来のものともいえる。3人兄弟の末っ子である浜口の実家はスポーツ一家。父親が空手2段で、長男は投てき、次男は総合格闘技をやっていたという。浜口は大学2年時に全日本大学野球選手権で準優勝してブレークした。強い相手になればなるほど反骨心をむき出しにし、力を発揮できるのは環境によるところが大きい。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  3. 3

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  4. 4

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  5. 5

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  1. 6

    契約最終年の阿部巨人に大重圧…至上命令のV奪回は「ミスターのために」、松井秀喜監督誕生が既成事実化

  2. 7

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 8

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった

  4. 9

    ドジャースが村上宗隆獲得へ前のめりか? 大谷翔平が「日本人選手が増えるかも」と意味深発言

  5. 10

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  2. 2

    農水省ゴリ押し「おこめ券」は完全失速…鈴木農相も「食料品全般に使える」とコメ高騰対策から逸脱の本末転倒

  3. 3

    TBS「ザ・ロイヤルファミリー」はロケ地巡礼も大盛り上がり

  4. 4

    維新の政権しがみつき戦略は破綻確実…定数削減を「改革のセンターピン」とイキった吉村代表ダサすぎる発言後退

  5. 5

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  1. 6

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  2. 7

    粗品「THE W」での“爆弾発言”が物議…「1秒も面白くなかった」「レベルの低い大会だった」「間違ったお笑い」

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  5. 10

    巨人阿部監督の“育成放棄宣言”に選手とファン絶望…ベテラン偏重、補強優先はもうウンザリ