JOC理事の女三四郎も首ひねる…伊調馨パワハラ騒動の深淵

公開日: 更新日:

 ショックのあまり「日常生活を送ることも困難」な状態にあるという栄氏は栄氏で、きょう発売の週刊新潮で「私は伊調の従兄弟に謀られた」と反論している。

「今回のパワハラ疑惑が明るみに出た当初から、関係者の間では『伊調のバックで騒動を大きくしようとしている、いわくつきの人間がいる。伊調は利用されている』と心配する声があがっていたのは事実です。新潮はそれが『伊調の従兄弟と称する元芸能関係者』だとし、『恐喝、美人局の常習犯』と書いている。伊調の“覚悟の告発”を冷ややかな目で見るレスリング関係者が少なくないのは、福田富昭会長をはじめ協会幹部の後ろ盾を得て隠然たる力を持っている栄本部長の顔色をうかがっているだけではないのです」(前出のスポーツライター)

 今回の騒動の背景にはレスリング協会内部の派閥争いも関係しているともいわれる。有象無象の思惑に振り回され、終わってみれば「騒動の主役に祭り上げられた伊調が最も損をした」という事態だけは避けてもらいたいが……。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  2. 2

    巨人・桑田二軍監督の電撃退団は“事実上のクビ”…真相は「優勝したのに国際部への異動を打診されていた」

  3. 3

    クマ駆除を1カ月以上拒否…地元猟友会を激怒させた北海道積丹町議会副議長の「トンデモ発言」

  4. 4

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  5. 5

    クマ駆除の過酷な実態…運搬や解体もハンター任せ、重すぎる負担で現場疲弊、秋田県は自衛隊に支援要請

  1. 6

    露天風呂清掃中の男性を襲ったのは人間の味を覚えた“人食いクマ”…10月だけで6人犠牲、災害級の緊急事態

  2. 7

    高市自民が維新の“連立離脱”封じ…政策進捗管理「与党実務者協議体」設置のウラと本音

  3. 8

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  4. 9

    恥辱まみれの高市外交… 「ノーベル平和賞推薦」でのトランプ媚びはアベ手法そのもの

  5. 10

    引退の巨人・長野久義 悪評ゼロの「気配り伝説」…驚きの証言が球界関係者から続々