著者のコラム一覧
片野寛理サッカー選手

1982年生まれ、千葉県船橋市出身。DF。順天堂大サッカー部からJFLの栃木、佐川印刷を経てJ3北九州。2011年からタイを拠点にオソサパ、香港・流浪足球会などを渡り歩き、今季はシーサケットFCでプレー。日本語・英語・タイ語を操る。

僕の月給は日本の会社員の部長クラス 600万円もらう選手も

公開日: 更新日:

 国が違えば文化も違う。また大都市と農村部では世界が異なる。タイでプロサッカー選手として生きる彼に、タイの生活ならではの<タイあるある>を聞いた。

 ――タイのサッカー選手の一日は、どんなスケジュールなのですか?

「2部練習の日は午前5時に起床。6時に家を出発して7時からの午前練習(1時間30分)をこなします。9時30分すぎから朝食を取った後、チーム提携の治療院で体のケアを2時間ばかり。その後に昼食と休息を取って16時30分からの午後練習(2時間)へ。20時すぎから夕食を取って帰宅して23時前後に就寝する感じです」

 ――住んでいるシーサケットは、どんな所なのですか?

「ショッピングモールはありますが、デパートはありません。知る限りでは日本食レストランは1店舗のみ。ただ、タイってカフェ文化がしっかりしているので気の利いたカフェが(ここにも)多いんです。なので気分転換によく行きます。それと地元民の気質がいいんですよ。先日、よく行くタイ屋台のオバちゃんに持ち帰り用の弁当を頼んでおいたんですが、自己紹介なんてしたことがなかったのに『KATA』って弁当に名前が書いてあって。ビックリしたけど地元チームでサッカーをやっている日本人選手を知っていてくれたことが、純粋にうれしくてうれしくて……。そんな感じの人情味あふれるすてきな田舎町です(笑い)」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    侍ジャパンに日韓戦への出場辞退相次ぐワケ…「今後さらに増える」の見立てまで

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  4. 4

    “新コメ大臣”鈴木憲和農相が早くも大炎上! 37万トン減産決定で生産者と消費者の分断加速

  5. 5

    侍J井端監督が仕掛ける巨人・岡本和真への「恩の取り立て」…メジャー組でも“代表選出”の深謀遠慮

  1. 6

    巨人が助っ人左腕ケイ争奪戦に殴り込み…メジャー含む“四つ巴”のマネーゲーム勃発へ

  2. 7

    藤川阪神で加速する恐怖政治…2コーチの退団、異動は“ケンカ別れ”だった

  3. 8

    支持率8割超でも選挙に勝てない「高市バブル」の落とし穴…保守王国の首長選で大差ボロ負けの異常事態

  4. 9

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  5. 10

    和田アキ子が明かした「57年間給料制」の内訳と若手タレントたちが仰天した“特別待遇”列伝