著者のコラム一覧
永田洋光スポーツライター

出版社勤務を経てフリーになり、1988年度からラグビー記事を中心に執筆活動を続けて現在に至る。2007年「勝つことのみが善である 宿澤広朗全戦全勝の哲学」(ぴあ)でミズノスポーツライター賞優秀賞を受賞。近著に近著に「明治大学ラグビー部 勇者の100年」(二見書房)などがある。

W杯前最後の強化試合 南ア戦は試合も運営も惨敗だった

公開日: 更新日:

 20日のW杯開幕が近づくにつれて、日本代表への応援が盛り上がっている。6日に熊谷ラグビー場で行われた日本対南アフリカのテストマッチには、2万2000人を超える観客が詰めかけ、応援に声をからした。

 シャトルバスが到着するバックスタンド側では、最高気温が35度と予想された熊谷にキックオフの4時間以上前から入った観客が、到着早々W杯本番に向けたテストとして行われた手荷物検査に長蛇の列をつくった。熱中症対策で場内には給水所が設けられ、生ぬるい水が無料で配られたが、そこにたどり着く前に1時間近く延々と並ばされたのだ。

 しかも、列に並ぶ人たちへの熱中症対策はなく、観客は一向に進まない列を恨めしそうに眺めながら苦役を強いられた。

 観客は手荷物検査が行われることを織り込んで早めにラグビー場を訪れたが、開場時刻はキックオフ2時間前の17時15分。これを1時間早めれば入場はもっとスムーズに進んだはずだが、そういう措置は行われなかった。

 キックオフまで1時間を切っても、列はまだまだ続いた。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    気温50度の灼熱キャンプなのに「寒い」…中村武志さんは「死ぬかもしれん」と言った 

  3. 3

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  4. 4

    巨人阿部監督はたった1年で崖っぷち…阪神と藤川監督にクビを飛ばされる3人の監督

  5. 5

    (4)指揮官が密かに温める虎戦士「クビ切りリスト」…井上広大ら中堅どころ3人、ベテラン2人が対象か

  1. 6

    U18日本代表がパナマ撃破で決勝進出!やっぱり横浜高はスゴかった

  2. 7

    日本ハム・レイエスはどれだけ打っても「メジャー復帰絶望」のワケ

  3. 8

    志村けんさん急逝から5年で豪邸やロールス・ロイスを次々処分も…フジテレビ問題でも際立つ偉大さ

  4. 9

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  5. 10

    (2)事実上の「全権監督」として年上コーチを捻じ伏せた…セVでも今オフコーチ陣の首筋は寒い