著者のコラム一覧
武田薫スポーツライター

1950年、宮城県仙台市出身。74年に報知新聞社に入社し、野球、陸上、テニスを担当、85年からフリー。著書に「オリンピック全大会」「サーブ&ボレーはなぜ消えたのか」「マラソンと日本人」など。

スポーツの社会貢献を阻む日本の旧態依然なアマチュア体質

公開日: 更新日:

■カネの問題を避ける傾向が

 米国の4大スポーツの選手は教育、医療機関、美術館など文化施設への寄付に積極的で、その行為は大きく報じられる。

 日本でもスポーツの社会貢献はよく言われ、今回の豪州の火災でもテニス界では西岡良仁が1万ドルを寄付し、国内では藤原里華がイベントを呼びかけて約180万円を被災地に届けた。

 それでも、寄付行為を表沙汰にしない傾向がある。

 税制の違いや控えめな国民性だけでなく、プロスポーツが社会的に未成熟なのではないか。

 日本の競技団体は依然としてアマチュア体質で、良くも悪くも、金の問題を避ける。古い仕組みが、選手たちのせっかくの気持ちを遠い話にしている。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    永野芽郁は疑惑晴れずも日曜劇場「キャスター」降板回避か…田中圭・妻の出方次第という見方も

  2. 2

    紗栄子にあって工藤静香にないものとは? 道休蓮vsKōki,「親の七光」モデルデビューが明暗分かれたワケ

  3. 3

    「高島屋」の営業利益が過去最高を更新…百貨店衰退期に“独り勝ち”が続く背景

  4. 4

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  5. 5

    かつて控えだった同級生は、わずか27歳でなぜPL学園監督になれたのか

  1. 6

    永野芽郁×田中圭「不倫疑惑」騒動でダメージが大きいのはどっちだ?

  2. 7

    佐々木朗希「スライダー頼み」に限界迫る…ドジャースが見込んだフォークと速球は使い物にならず

  3. 8

    第3の男?イケメン俳優が永野芽郁の"不倫記事"をリポストして物議…終わらない騒動

  4. 9

    風そよぐ三浦半島 海辺散歩で「釣る」「食べる」「買う」

  5. 10

    永野芽郁がANNで“二股不倫”騒動を謝罪も、清純派イメージ崩壊危機…蒸し返される過去の奔放すぎる行状