著者のコラム一覧
山田隆道作家

1976年、大阪生まれ。早大卒。「虎がにじんだ夕暮れ」などの小説を執筆する他、プロ野球ファンが高じて「粘着!プロ野球むしかえしニュース」などの野球関連本も多数上梓。各種スポーツ番組のコメンテーターとしても活躍中。

報道の視点でハッキリわかる巨人と阪神の「決定的な違い」

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 また、同じく巨人のエース・菅野智之は9月29日の広島戦で好投し、開幕投手からの12連勝を記録。これによって04年に岩隈久志(当時・近鉄)が樹立したプロ野球記録(開幕投手からの連勝)に並んだ、と一部スポーツ紙が報じていた。

 なお、この菅野については同試合でプロ通算99勝となり、平成生まれとしては両リーグ最速で通算100勝に王手をかけた、とこれまた一部スポーツ紙が報じていた。

 こういう記録に関する報道を見ていると、巨人と阪神の決定的な差を強く感じてしまう。スポーツ紙が阪神の選手を扱う場合は、その多くが球団内部のマニアックな記録をなんとか探して報じているのに対し、巨人の場合はいつもプロ野球全体か、あるいはリーグ全体を前提とした正真正銘の記録を報じている。

 しかし、阪神は人気球団であるため、記事の質はともかくとして、世に発信されている数は巨人と並ぶくらい多い。特に在阪スポーツ紙による阪神内部限定の「記録探し記事」はもはや職人芸と呼べる域で、だから関西ではちょっとした若虎も有名になってしまう。

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