阪神ぬるま湯体質の実態 球団社長辞任はトカゲの尻尾切り

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 かつて阪急ブレーブスを捨てて宝塚を取ったことに対するプロ野球界のアレルギー、30億円の加盟料免除に尽力してもらった阪神への恩義、「阪神タイガース」という関西でのブランド力……それらに配慮してきたからこそ。その阪急の総帥がタイガースに対して公に怒りをあらわにしたのは初めてのこと。それもこれも2度のコロナ騒動における球団の対応が腹に据えかねたからだ。

「今回の揚塩球団社長の辞任はもちろん、本人の一存ではない。いまだにタイガースの人事や運営に関して全権を握っている阪神電鉄サイドが、グループ全体のドンである角さんに責任は取らせましたよとアピールしたにすぎませんよ」と、さる在阪マスコミ関係者がこう続ける。

「フロント内部にはびこる古手の職員たちは、ドップリとぬるま湯に漬かっています。どうしたら他の11球団との競争に勝てるか、若手を育てるにはどういった環境にすべきかを真剣に考えるべきなのに、自分たちの既得権益を守ることに血道を上げている。本来なら阪神電鉄や関連会社から出向してくる球団幹部が組織を根本から変えるべきなのに、やろうとしないというかできない。やれば内部に軋轢が生じてトラブルが生じる。結果として自分の失点につながるからです。これが阪神の実態ですが、それでも客は入るし球団は黒字。親会社の阪神電鉄も球団には本気でメスを入れようとしません。角さんが怒り続ければ多少は変わるかもしれませんが」

 球団の抜本的な改革には、阪急のこれまで以上の介入が必要というのだ。

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