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山田隆道作家

1976年、大阪生まれ。早大卒。「虎がにじんだ夕暮れ」などの小説を執筆する他、プロ野球ファンが高じて「粘着!プロ野球むしかえしニュース」などの野球関連本も多数上梓。各種スポーツ番組のコメンテーターとしても活躍中。

阪神キャンプ訪問 新庄剛志のプロ復帰ロードは道半ば?

公開日: 更新日:

 新庄剛志氏が阪神の沖縄・宜野座キャンプを訪問した。某テレビ番組の企画として、毎度おなじみのド派手なホスト風ファッションで登場。日本ハム時代のチームメートだった糸井嘉男と対談したり、阪神の若手時代に人気を二分した亀山つとむ氏と再会したり、メディア向けのプログラムも満載だったという。

 もっとも、これはプライベートや自主取材ではないわけだから、新庄氏の本音の部分ではどこまで阪神のキャンプに興味があったのかはわからない。しかし、昨年のプロ野球復帰宣言以降、数々のテレビ番組に野球がらみで出演し、実際にトライアウトも受け、結果こそ出なかったものの、あの新庄剛志が野球界に戻ってきたという強烈な印象を与えることには成功した。実際、最近の新庄氏のメディア露出は野球関連一色である。

 引退から10年以上が経過し、その間バリ島への移住に代表されるように野球界から完全に離れていた新庄氏のことを思えば、この現状だけでも大きな変革だ。かつての新庄氏は「野球にとらわれたくない」「野球の人だと思われたくない」といったようなことをよく口にしており、肩書のない自由人として生きていきたいという意志がはっきりと感じられた。それがどういう風の吹き回しか、母なる港である野球界に戻ってきたわけだ。

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