本田圭佑が“格下”アゼルバイジャンに流れ着いた本当の理由

公開日: 更新日:

 アゼルバイジャン1部ネフチ・バクーに所属する元日本代表MF本田圭佑(34)が、3日の移籍後初ゴールに続いて現地8日にもゴールを決め、2試合連続で存在感を強烈アピールだ。

 敵地でのサバイル戦にスタメン出場の本田は後半27分、相手ゴール前でコボレ球に反応。利き足の左足で<倒れ込みシュート>を決め、チームの4―0快勝に貢献した。

 本田が熱望する東京五輪のオーバーエージ(OA)枠での出場は「100%ない」(サッカー関係者)とはいえ、五輪メンバーが発表されるまで活躍した場合、メディアも面白がって「世界を知る本田は24歳以下の五輪代表に必要」などの論調で報じ、森保監督は雑音に難儀することだろう。

「そもそも本田がなぜアゼルバイジャンに移籍したのか、こんな事情が隠されているのです」と前出の関係者が続ける。

「2008年のオランダを皮切りにロシア、イタリアと欧州を渡り歩いて17年のメキシコと18年の豪州を経て20年1月、ブラジルの古豪ボタフォゴに移籍した本田は、個人のスポンサー企業から『欧州各国リーグ1部に所属しないと契約金は半分しか払えない』と通告されたみたいです。本田のネームバリューの高さからメキシコと豪州時代は<免除>されて満額が支払われたようですが、ブラジルではキッチリと減額されてしまい、そこで本田側は『欧州1部ならどこでもいい』と言わんばかりに移籍先を探し、レベルも人気もイマイチのアゼルバイジャンに流れ着いたというわけです」

 ソロバン勘定の上手な本田ならでは――か。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • サッカーのアクセスランキング

  1. 1

    JリーグMVP武藤嘉紀が浦和へ電撃移籍か…神戸退団を後押しする“2つの不満”と大きな野望

  2. 2

    FW大迫勇也を代表招集しないのか? 神戸J連覇に貢献も森保監督との間に漂う“微妙な空気”

  3. 3

    W杯最終予選で「一強」状態 森保ジャパン1月アジア杯ベスト8敗退からナニが変わったのか?

  4. 4

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 5

    W杯8強へ森保J「5人の重要人物」 頭痛の種は主将・遠藤航の後継者…所属先でベンチ外危機

  1. 6

    サッカーW杯「日本単独開催」は夢のまた夢…拡大路線でもはや「共催」か「中東」の二者一択

  2. 7

    待望の独1部初ゴール!元軍人の父を持つ帰国子女の日本人DFが代表CBに殴り込み…森保監督も用意周到に“手当済み”

  3. 8

    なでしこ史上初「外国人監督誕生」に現実味…池田太監督の退任の裏にJFA会長の強い意向

  4. 9

    なでしこ初の外国人監督は“イケオジ”…ニルス・ニールセン新監督の手腕と評判 

  5. 10

    Rソシエダ久保建英が英リバプール入りなら遠藤航は“玉突き放出”へ…11月はゴラッソ連発で存在感マシマシ

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    JリーグMVP武藤嘉紀が浦和へ電撃移籍か…神戸退団を後押しする“2つの不満”と大きな野望

  2. 2

    広島ドラ2九里亜蓮 金髪「特攻隊長」を更生させた祖母の愛

  3. 3

    悠仁さまのお立場を危うくしかねない“筑波のプーチン”の存在…14年間も国立大トップに君臨

  4. 4

    田中将大ほぼ“セルフ戦力外”で独立リーグが虎視眈々!素行不良選手を受け入れる懐、NPB復帰の環境も万全

  5. 5

    悠仁さまの筑波大付属高での成績は? 進学塾に寄せられた情報を総合すると…

  1. 6

    FW大迫勇也を代表招集しないのか? 神戸J連覇に貢献も森保監督との間に漂う“微妙な空気”

  2. 7

    結局「光る君へ」の“勝利”で終わった? 新たな大河ファンを獲得した吉高由里子の評価はうなぎ上り

  3. 8

    飯島愛さん謎の孤独死から15年…関係者が明かした体調不良と、“暗躍した男性”の存在

  4. 9

    巨人がもしFA3連敗ならクビが飛ぶのは誰? 赤っ恥かかされた山口オーナーと阿部監督の怒りの矛先

  5. 10

    中日FA福谷浩司に“滑り止め特需”!ヤクルトはソフトB石川にフラれ即乗り換え、巨人とロッテも続くか