きょうにも自力V消滅…阪神6.15株主総会で「矢野監督解任」へ方針転換の可能性

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 今年は大荒れ必至だ。

 阪神球団の親会社・阪急阪神ホールディングス(HD)は去る23日、今年の株主総会を6月15日に行う旨の招集通知を行った。阪急阪神HDの株主総会といえば、チーム低迷時は株主から批判の嵐が巻き起こるのが常だ。

 最近では2018年の株主総会が荒れに荒れた。金本政権の3年目、チームは総会時点で2位ながら、首位広島に5ゲーム差を付けられ、借金1と低調だった。3億4000万円の超高給助っ人のロサリオが全く打てず、チーム打率はリーグワーストの.237と貧打に苦しんでいた。

 打撃コーチへの糾弾、助っ人獲得失敗への皮肉、05年以降優勝から遠ざかることへの怒り……。全35個の質問のうち、球団関連は12個にも及んだ。通常は回答しない藤原オーナーが阪急阪神HDトップの角会長に促され、株主に釈明する場面もあった。あまりの荒れっぷりに一部の株主から「阪神タイガースについての質問はもうやめてください」と、怒号が飛んだほどだった。

 今季の惨状は18年の比ではない。26日の楽天戦は今季12度目の完封負け。首位のヤクルトが敗れたため、自力優勝の消滅は逃れたが、27日にも消滅する可能性がある。

 株主の怒りの矛先が、就任4年目を迎える矢野燿大監督(53)に向けられるのは間違いない。開幕戦で7点差リードからの大逆転負けを喫すると、プロ野球史上最悪の開幕17戦1勝と大コケ。キャンプイン前日に今季限りでの退任表明を行ったことも、チーム内でいまだに燻っている。

 14年には株主総会時点で2位だったにも関わらず、当時の和田豊監督に対して解任要求が飛び出した。今年は矢野監督の途中解任、途中休養を求める声が殺到しても何ら不思議ではない。阪神OBが言う。

「“口撃材料”は山ほどある。井上ヘッドや打撃担当コーチへの批判も避けられない。一向に貧打が解消されない上に、糸原ら不振の選手を起用し続けるなど、無策極まりない。フロントもヤリ玉に挙がるだろう。今季、年俸2.5倍増で契約を1年延長したマルテを筆頭に、ロハス、チェンら大型契約を結んだ助っ人が軒並み不振。総会対策として緊急補強する可能性はゼロではないものの、コーチ陣のテコ入れやトレードや助っ人獲得による補強の話も一切聞こえてこない」

直近の3監督は株主総会で交代要求された

 まして今年の株主総会は、3月まで球団副社長として編成トップを務めた谷本修オーナー代行が「回答役」を務めるとみられる。阪神関連の質問は、阪神電鉄で甲子園球場や球団事業などを統括する「スポーツ・エンタテインメント事業本部長」が回答するのが慣例となっており、谷本氏は現在、そのポストに就いているからだ。前出OBは「つい最近までの編成トップが回答する以上、下手な言い訳はできない。例年以上に突っ込んだ話も出てくる」と指摘する。

 藤原オーナーは矢野監督にシーズン終了まで指揮を託す意向を示しているが、「株主総会次第では話が変わってくるかもしれません」とは、在阪の放送関係者。

「阪神は株主の声に敏感で、その意見が人事に反映されやすい。17年の総会では株主から『今年優勝できなければフロントの大改革をお願いします』との意見が出た。その年にV逸すると、球団社長、球団本部長ら4人の取締役が交代した。監督人事もしかり。直近の真弓監督、和田監督、金本監督の3監督は全員、株主総会で監督交代要求をされるなど、総会が荒れた年のオフにユニホームを脱いでいる。矢野監督は今季限りでの退任が決まっているが、前半戦終了まで低迷が続くようなら、後半戦の開幕前に途中解任へと舵を切る可能性はあります。リーグ屈指の投手力を誇るだけに、監督次第で成績が好転する可能性は十分にありますからね」

「6.15」が、阪神を大きく変える契機になるか。

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