ロッテ佐々木朗希“血マメのトラウマ”消えず…7勝目も制球も乱れ自己ワースト3被弾

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 三たび、本調子には遠かった。

 ロッテ佐々木朗希(20)が19日の楽天戦に先発。自己ワーストの1試合3本塁打を許すなど、6回5失点でマウンドを下りた。味方の援護があり、6月22日以来の7勝目を挙げたが、4月に完全試合を達成した「令和の怪物」の不振は、7月1日の楽天戦で右手中指の血マメを潰したことと無関係ではないだろう。

 約1カ月のリハビリを経て8月3日の楽天戦で復帰したものの、以降3試合の防御率は6.23と精彩を欠いている。

 この日は4四死球と自慢の制球も乱れた。直球の平均球速は150キロ台をマークしたが、抜け気味でシュート回転する球が多かった。真っすぐのキレやノビを欠き、浅村と鈴木に特大のアーチを浴びたうえ、島内にも引っ張っての痛烈な安打を打たれた。

 直球の質が下がれば、変化球も生きない。この日はフォークを見逃される場面もあり、その焦りもあってか制球が乱れた。茂木には甘く入ったそのフォークを右翼席へ運ばれた。

 そんな佐々木を巡っては、マメのトラウマを指摘する声がある。

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