侍J先発4本柱の佐々木朗希にWBC途中離脱が浮上…登板1試合でシーズン調整に専念か

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■栗山監督も「日本球界の宝」と

 現時点で佐々木の先発は、1次ラウンド3戦目となる3月11日のチェコ戦が有力視されている。1次ラウンド4試合は大谷(9日=中国戦)、ダルビッシュ(10日=韓国戦)、佐々木、山本(12日=豪州戦)の順で先発すると見られ、以降は16日に準々決勝、米国に舞台を移す日本時間21日に準決勝、同22日に決勝が行われる。1次ラウンドが終われば、日程的に先発投手は3人いれば事足りるのだ。

「昨年4月に史上最年少で完全試合を達成したとはいえ、佐々木はまだ育成段階というのがロッテの方針。高卒4年目となる今季も、日本代表の投手コーチを兼務するロッテの吉井新監督は、『年間を通してローテーションで回る体力はついてきていると思う』と言いながらも、『まだ球数の制限は必要』との方針を示しています。先発が3人で回れる1次ラウンド以降は、実績からいっても大谷、ダル、山本でローテーションを組むことになるでしょう。だからといって、なにかと制限を設けざるを得ない佐々木を、登板のタイミングがはっきりしないリリーフで起用するのは現実的ではありません。投げる可能性が低い佐々木を米国ラウンドまで連れて行けば、シーズンの調整に影響してしまう。投手の入れ替えが可能になる1次ラウンド後に、佐々木を代表から離脱させる可能性は高いと見ています」(同)

 栗山監督も佐々木を「日本球界の宝」だと認めている。その「宝」をWBCで無理を強いるわけにはいかない。途中離脱が賢明ではないか。

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