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岡崎朋美長野五輪メダリスト

1971年、北海道清里町出身。94年リレハンメルから98年長野、2002年ソルトレークシティー、06年トリノ、10年バンクーバーと日本女子最多の冬季五輪5大会出場。長野で日本女子短距離選手初のメダル(銅)を獲得した。07年に結婚、10年12月に女児を出産。14年ソチ五輪代表入りを逃し、現役引退。20年マスターズ国際スプリントゲームズで世界新記録を更新して金メダル獲得。現在は全国各地で講演会を行う。聖徳大学客員教授。日本学生陸上競技連合理事

<54>AIとスポーツの共存…「どちらかだけ」ではなく「どちらも」のスタンスで

公開日: 更新日:

 AIが話題だ。各企業が議事録や商品開発に対話型AI「チャットGPT」を活用するという。確かに、これまで人力でやってきたことが効率化され、時間短縮につながるのは間違いない。

 スポーツの世界でも、AIを生かせそう。多方向からの分析が可能になるだろうし、スピード感も上がる。対戦相手の傾向と対策も素早く算出してくれるそうだ。

 ただ、AIに頼り過ぎることは危険だなとも感じる。そもそも、機械だからといってすべて正しい答えを導き出せるとは限らない。

■時にはカーナビも「無視」

 私の場合、機械を信じ過ぎないようにしているところもある。車のカーナビも目的地の入力はするけれど、「ここの場所は知っているな」と思えばナビを無視して行きやすい道や近道を選択することも少なくない。

「どちらかだけ」ではなく、「どちらも」というスタンスでAIと共存するのが理想だと思う。

 AIに依存し過ぎてしまうと、選手が自分で考えなくなってしまったり、数字やデータばかりにとらわれてしまったりする。

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