ボートレース住之江 SG「第38回グランプリ」19日から開催(~24日)

公開日: 更新日:

挫折から真の完全復活を果たす峰竜太

 ボートレース住之江で19日(火)から24日(日)まで「SG第38回グランプリ」が開催される。

 賞金ランキング上位18選手が意地とプライドをかけて激突する2023年の総決算。今回は堂々のランキング1位で乗り込んできた峰竜太(佐賀)が聖地で復活のリベンジを果たすと見た。

 大きな挫折を乗り越えて晴れ舞台に帰ってきた。22年2月に褒賞懲戒審議会から受けたペナルティー。SG戦線からの長期離脱を余儀なくされ、1年10ケ月ぶりとなったダービーで快走V。峰はしみじみとこう話した。

「自分がやらかしたことは一生消えない。今はグランプリで勝つこと。まだ完全復活とは思っていません」。

 黄金のヘルメットを獲得して3回目の制覇となれば、歴代トップタイに並ぶ偉業となる。

 そんな峰を追うのはランキング2位の馬場貴也(滋賀)。定評のあるスピードターンはますます磨きがかかり、今年もGⅠ、SGタイトルを獲得して存在感を見せつけた。

 もう1人、通算SG優勝10回を誇る地元のスター・石野貴之(大阪)も忘れてはならない。4年ぶり2回目のグランプリ制覇へ、走り慣れた水面で旋風を巻き起こしても驚けない。

20代戴冠へ突っ走る上條暢嵩

 グランプリシリーズ戦もエキサイティングなバトルが展開されそうだ。賞金ランキング19位から60位までの42戦士が激突。

 その中で将来を嘱望される上條暢嵩(大阪)を本命に推す。

 29歳を迎えた今年の上條は12優出4Vと大活躍。中でも2コースからまくりVを決めた9月のPGⅠヤングダービーでは、卒業イヤーのラストチャンスで有終の美を飾る勝負強さを見せつけた。

 同じ大阪支部の松井繁田中信一郎のベテランコンビも無視できない。2人合わせてSG17冠。レジェンド2人が意地とプライドを爆発させる。

 日刊ゲンダイ「ボートレースWEB」の開設。グランプリ・グランプリシリーズの全レースを予想。こちらも参考にボートレースを楽しんでみてはいかが?

 さあ、最高峰の大舞台で繰り広げられる夢と感動のドラマを満喫しよう。

「第38回グランプリ」(ボートレース住之江)

■日刊ゲンダイ「ボートレースWEB」はコチラ

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    上白石萌音・萌歌姉妹が鹿児島から上京して高校受験した実践学園の偏差値 大学はそれぞれ別へ

  2. 2

    大谷 28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」とは?

  3. 3

    学力偏差値とは別? 東京理科大が「MARCH」ではなく「早慶上智」グループに括られるワケ

  4. 4

    ドジャース大谷の投手復帰またまた先送り…ローテ右腕がIL入り、いよいよ打線から外せなくなった

  5. 5

    よく聞かれる「中学野球は硬式と軟式のどちらがいい?」に僕の見解は…

  1. 6

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?

  2. 7

    進次郎農相の「500%」発言で抗議殺到、ついに声明文…“元凶”にされたコメ卸「木徳神糧」の困惑

  3. 8

    長嶋茂雄さんが立大時代の一茂氏にブチ切れた珍エピソード「なんだこれは。学生の分際で」

  4. 9

    (3)アニマル長嶋のホームスチール事件が広岡達朗「バッドぶん投げ&職務放棄」を引き起こした

  5. 10

    米スーパータワマンの構造的欠陥で新たな訴訟…開発グループ株20%を持つ三井物産が受ける余波