大谷加入でドジャースの金満に拍車!放映権料1.2兆円、開幕チケット価格3倍のスゴすぎる経営実態

公開日: 更新日:

 関西大学名誉教授の宮本勝浩氏は、広告収入は15億円程度増加すると試算する。

 本拠地の特性を生かしたマーケティングも巧みで、これが集客に結びついているという。ロサンゼルス市は全人口約385万人のうち約40%をヒスパニック系が占める。メキシコ出身で1980~90年代にかけて全米を席巻した往年の名左腕、フェルナンド・バレンズエラの影響もあり、ヒスパニック系市民から絶大な支持を集めている。

ドジャースファンは野球を見る目が肥えているだけでなく、球団の方針にも精通している。今オフ、大谷と山本を獲得したように補強に巨額の資金を投じている印象を受けますが、サイ・ヤング賞3度の左腕カーショー(FA)を筆頭に投手、野手ともドラフトで指名した選手をマイナーから鍛えて主力に育てる育成力がファンの支持を集めている」(友成氏)

 そこに大谷が加わったことで、チケット収入増は確実。USAトゥデーのボブ・ナイチンゲール記者は昨年12月、「ショウヘイ・オオタニがドジャースと契約してから、流通市場でのチケット平均価格はカージナルスとの本拠地開幕戦で390ドル(約5.8万円)から983ドル(約14万5000円)に上昇している」と報道。その他のカードの平均価格も昨季の171.67ドルから71%増の295ドルになると予想され、LAでは早くもチケットの争奪戦が白熱している。

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