早大7季ぶりリーグ制覇も小宮山監督に「今秋限りで退任」の可能性…後任探しはすでに始動

公開日: 更新日:

 2日に7季ぶり47度目のリーグ優勝を果たした早大野球部。ロッテメッツなどでプレーした小宮山悟監督(58)は大学球界初のメジャー経験者として2019年から母校を率い、今年で6年目を迎える。

 プロ時代は「頭脳派」と称されたものの、早大では初代監督で「学生野球の父」である飛田穂洲の「一球入魂」をモットーに、学生に厳しさを求めた。就任時には「まずは(部の)もろもろを正す、というところから始めたい。100年を超える歴史がある早稲田大学の野球部とはこうだ、というものを常に意識し、重みを感じてほしい」としたうえで、「かつて僕が教わったことをそっくりそのまま伝える使命がある。先輩が築いてきたものが音を立てて崩れないように。昔ながらの考えと言われればそれまでだが、嫌だという人間はいてもらうと困るから、出ていってもらって結構というスタンスで臨むつもり。学生たちは反旗を翻すと思いますよ。今までと違うわけですから」と、覚悟を口にしていた。

「古き良きモノ」を指導に取り入れ、試行錯誤を重ねた6年間が実を結んだわけだが、さる東京六大学野球関係者は「このままいけば、今秋限りで退任するのではないか」と、こう続ける。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  2. 2

    阪神・佐藤輝明にライバル球団は戦々恐々…甲子園でのGG初受賞にこれだけの価値

  3. 3

    FNS歌謡祭“アイドルフェス化”の是非…FRUITS ZIPPER、CANDY TUNE登場も「特別感」はナゼなくなった?

  4. 4

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  5. 5

    新米売れず、ささやかれる年末の米価暴落…コメ卸最大手トップが異例言及の波紋

  1. 6

    兵庫県・斎藤元彦知事らを待ち受ける検察審の壁…嫌疑不十分で不起訴も「一件落着」にはまだ早い

  2. 7

    カズレーザーは埼玉県立熊谷高校、二階堂ふみは都立八潮高校からそれぞれ同志社と慶応に進学

  3. 8

    日本の刑事裁判では被告人の尊厳が守られていない

  4. 9

    1試合で「勝利」と「セーブ」を同時達成 プロ野球でたった1度きり、永遠に破られない怪記録

  5. 10

    加速する「黒字リストラ」…早期・希望退職6年ぶり高水準、人手不足でも関係なし