阿部監督には「パワハラ批判」…巨人エース戸郷4回10失点で“さらし者”涙目降板、3戦連続KO

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 目も当てられないほどの打たれっぷりだった。

 巨人のエース戸郷翔征(25)が11日の広島戦に先発。二回1死二、三塁のピンチで、菊池に三塁線を破られる2点適時二塁打で先制を許すと、なおも2死二塁から会沢に左前適時打を浴びて、この回3点を奪われた。

 悪夢は四回だ。2四球と6本の長短打を浴びて一挙7失点。この回2度目の打席となるファビアンに右前へ打たれたところで、ようやく阿部監督がタオルを投げ、戸郷と捕手・甲斐の交代を告げた。4回途中10安打、自己ワーストの10失点を喫し、開幕から3戦連続KO。首をひねりながらマウンドを降りると、目を真っ赤に腫らしたエースを10失点まで投げさせたことで、SNSなどでは「放置プレー」や「阿部監督のパワハラ」と話題沸騰。その阿部監督は試合後、「もう見た通り。やっぱり開幕任せてる投手だし、しっかり責任を果たしてほしかったので続投させた。示しがつかない」と二軍落ちを決めた。

 3月28日のヤクルトとの開幕戦で5回4失点と崩れると、続く4月4日の阪神戦でも3回3失点でKO。阿部監督は「たぶんクセが全部分かっていたから、あれではバッティングピッチャー。スチールもそうだし。相手の研究も大事だけど、自分の研究もしてほしい」と注文をつけていた。

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