バレーSVリーグに現役選手から不満爆発!《ハテナがつく事ばかり》の現状招いた真犯人

公開日: 更新日:

 これらの不満を“消化”するのは誰なのか。日本バレーボール協会の川合俊一会長(62)は自身のSNSで「私から方針や運営をああしろ、こうしろと言える立場ではない事をご理解下さい」と前置きしたうえで「個人の意見」を述べたが、肝心のSV側は1日時点で審判の一件にしか反応していない。

 スポーツライターの小林信也氏は「改革しなければ変わらないという考え方は、かつてのJリーグに似ていますが……」と、こう続ける。

「今のバレー協会は、理想と現実の擦り合わせがうまくいっていないのではないか。大河正明チェアマンはJリーグ在籍時、初代チェアマンを務めた川淵三郎さんの右腕的存在だった。大河チェアマンも川淵さんのようにリーダーシップを取りたいと思っているのかもしれません。しかし今は、昔のようにトップの鶴の一声で組織を動かすような時代ではない。

 選手が早くから海外挑戦するなど意識が高まり、SNSなどの発信ツールも進化している。『世界最高峰のリーグを目指す』という言葉を盾に、商売優先で押し通す手法は無理がある。今回の騒動の土台には、こうした協会の体質に対する選手の不満があると思います。これからは選手会をつくるなど、選手やファンの声を運営に生かす組織にした方がいいと感じます」

 3日からはSVリーグの初代王者を決める男子チャンピオンシップ決勝が行われるが、“コート外”の戦いは終わりが見えない。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高市政権の物価高対策「自治体が自由に使える=丸投げ」に大ブーイング…ネットでも「おこめ券はいらない!」

  2. 2

    円安地獄で青天井の物価高…もう怪しくなってきた高市経済政策の薄っぺら

  3. 3

    現行保険証の「来年3月まで使用延長」がマイナ混乱に拍車…周知不足の怠慢行政

  4. 4

    ドジャース大谷翔平が目指すは「来季60本15勝」…オフの肉体改造へスタジアム施設をフル活用

  5. 5

    実は失言じゃなかった? 「おじいさんにトドメ」発言のtimelesz篠塚大輝に集まった意外な賛辞

  1. 6

    佐々木朗希がドジャース狙うCY賞左腕スクーバルの「交換要員」になる可能性…1年で見切りつけられそうな裏側

  2. 7

    【武道館】で開催されたザ・タイガース解散コンサートを見に来た加橋かつみ

  3. 8

    “第二のガーシー”高岡蒼佑が次に矛先を向けかねない “宮崎あおいじゃない”女優の顔ぶれ

  4. 9

    二階俊博氏は引退、公明党も連立離脱…日中緊張でも高市政権に“パイプ役”不在の危うさ

  5. 10

    菊池風磨率いるtimeleszにはすでに亀裂か…“容姿イジリ”が早速炎上でファンに弁明