松山英樹 “史上最高難易度”全米OP攻略のカギはゴルフの基本…第1打をフェアウエーに乗せなきゃ話にならず
松山は初日、フェアウエー(FW)キープは50%(14分の7)。ボギーは5つだったが、6番パー3の3パット以外は、すべてFWを外したホールだ。
オークモントは、ラフとFWバンカーからは、直接グリーンを狙うことはほぼ不可能。グリーンを外せば、クラブが抜けないほどの強く密集したラフとポアナ芝のグリーンがパーセーブを阻む。
初日は、グリーン回りのラフに負けて空振りする選手もいたが、小技上手の松山でも、第1打をラフに入れたら簡単にパーセーブできない。
そんなことは百も承知の選手たちはアイアンやスプーン(3W)やクリーク(5W)などを選択するのだが、うねったFWにラフへボールを“押し出される”ケースが多々あった。
アンダーパーと上位浮上を目指した2日目の松山は、この日は3つのバーディーを奪うも、FWを外した3ホールと3パット3回で6ボギーの73。3打スコアを落としたが、通算7オーバー暫定58位でギリギリ予選を通過した。
他の日本勢は、金谷拓実(27)10オーバー、河本力(25)12オーバー、杉浦悠太(23)20オーバーで予選落ち。通算9オーバーの香妻陣一朗(30)は雷雨接近のため1ホールを残して中断。
首位は通算3アンダーのS・バーンズ。