WBC予選&強化試合で激突…侍J井端監督が警戒する「韓国の秘密兵器」の正体
このキムは、投げ方にも特徴があるという。
「速球派でありながら、投げる際にいろいろな工夫を施す。自身のコンディションや相手打者、アウトカウント、走者などの場面に応じて、いきなりワインドアップで投げたり、左足で反動をつけて投げたりもします」(室井氏)
つまり、投球に変化をつけることで、打者のタイミングを外そうとしているのだ。韓国のマスコミ関係者が言う。
「キムは高校時代の22年、U18W杯に出場し、日本戦では高松商の浅野翔吾(現巨人)から、163キロの直球で見逃し三振を奪った。その剛腕ぶりはMLBスカウトの目にも留まったようです。彼は『将来的に日本でプレーしたい』と話したことがありますが、韓国のトップ選手は近年、MLB挑戦を目標に置いている。21歳のキムにとってはまだまだ先の話ですが、WBCや強化試合で日本の選手相手にどんな投球を見せてくれるのか、楽しみです」
侍ジャパンの井端弘和監督は、この新星右腕を警戒しておいた方がいい。
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