WBC予選&強化試合で激突…侍J井端監督が警戒する「韓国の秘密兵器」の正体

公開日: 更新日:

 このキムは、投げ方にも特徴があるという。

「速球派でありながら、投げる際にいろいろな工夫を施す。自身のコンディションや相手打者、アウトカウント、走者などの場面に応じて、いきなりワインドアップで投げたり、左足で反動をつけて投げたりもします」(室井氏)

 つまり、投球に変化をつけることで、打者のタイミングを外そうとしているのだ。韓国のマスコミ関係者が言う。

「キムは高校時代の22年、U18W杯に出場し、日本戦では高松商の浅野翔吾(現巨人)から、163キロの直球で見逃し三振を奪った。その剛腕ぶりはMLBスカウトの目にも留まったようです。彼は『将来的に日本でプレーしたい』と話したことがありますが、韓国のトップ選手は近年、MLB挑戦を目標に置いている。21歳のキムにとってはまだまだ先の話ですが、WBCや強化試合で日本の選手相手にどんな投球を見せてくれるのか、楽しみです」

 侍ジャパン井端弘和監督は、この新星右腕を警戒しておいた方がいい。


  ◇  ◇  ◇

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    横浜・村田監督が3年前のパワハラ騒動を語る「選手が『気にしないで行きましょう』と…」

  2. 2

    文春が報じた中居正広「性暴力」の全貌…守秘義務の情報がなぜこうも都合よく漏れるのか?

  3. 3

    マツコが股関節亜脱臼でレギュラー番組欠席…原因はやはりインドアでの“自堕落”な「動かない」生活か

  4. 4

    松井秀喜氏タジタジ、岡本和真も困惑…長嶋茂雄さん追悼試合のウラで巨人重鎮OBが“異例の要請”

  5. 5

    巨人・田中将大と“魔改造コーチ”の間に微妙な空気…甘言ささやく桑田二軍監督へ乗り換えていた

  1. 6

    5億円豪邸も…岡田准一は“マスオさん状態”になる可能性

  2. 7

    小泉進次郎氏8.15“朝イチ靖国参拝”は完全裏目…保守すり寄りパフォーマンスへの落胆と今後の懸念

  3. 8

    渡邊渚“初グラビア写真集”で「ひしゃげたバスト」大胆披露…評論家も思わず凝視

  4. 9

    「石破おろし」攻防いよいよ本格化…19日に自民選管初会合→総裁選前倒し検討開始も、国民不在は変わらず

  5. 10

    大の里&豊昇龍は“金星の使者”…両横綱の体たらくで出費かさみ相撲協会は戦々恐々