投手大谷の「オープナー起用」は逆効果…ド軍ブルペンの負担は軽減どころか増す一方
「1イニングしか投げられない大谷がローテに加わったことで、ブルペンデーは実質、週2日になった。大谷が言うように長いイニングを投げられるようなればブルペンの負担は減るけど、先発して1、2回のオープナーではブルペンの負担は増える一方です」と、特派員のひとりはこう続ける。
「ドジャースの投手陣がケガ人だらけなのは事実ですが、先発がいないわけではない。大谷がローテ入りする以前はナック(27)、ドレイヤー(26)、ロブレスキ(24)らが交互に先発していましたから。本人の強い希望とシーズン後半からプレーオフにかけての戦力にするために大谷をローテに入れたのでしょうけど、オープナーを多用してはリリーフ陣がもたない。大谷が長いイニングを投げられるようにならない限り、ブルペン陣は疲弊する一方ですよ」
ブルペンデーはもちろん、山本やカーショウやメイにしても完投するわけではない。山本は昨季右肩を痛めたし、メイは食道破裂、カーショウは左膝と左足の手術明けと“病み上がり”で無理をするわけにいかない。彼らにしてもリリーフを仰ぐ必要があるのだ。