大谷翔平の「二刀流」起用に逡巡するドジャース首脳陣…投手リハビリ順調も打撃めっきり振るわず

公開日: 更新日:

エンゼルス時代よりも負担増

 ただ、右肩炎症で戦列を離れていた160キロ右腕のグラスノー(31)が10日のブルワーズ戦で復帰、5回を2安打1失点に抑えて復調した。今月下旬にはサイ・ヤング賞2度のスネル(32)も左肩炎症が癒えて復帰予定だ。先発の枠が埋まったときに大谷をどうするのか、フロントは逡巡しているという。特派員のひとりがこう言った。

「大谷の起用法を決めるのはフロント、投打のコーチ、トレーナー、本人、代理人らの合議制。フロントは本来、大谷を打者に専念させたい。打者一本で打って走ってチームを世界一に導いた昨年のとてつもない実績があるからです。けれども、それでは投打両方やりたい大谷が納得しない。しかも、投手復帰後は2回目の右肘靱帯修復手術をする以前より制球が改善され、球威も増した。次回登板に向けた調整と登板後のリハビリが加わって負担が増え、疲労がたまっているのは疑いようがない。打撃に影響が出ているのは確実だが、だからといって投手を断念させるわけにはいかない。ただ、野手として休まずに投手も兼ねる起用法は、エンゼルス時代以上に大谷の体に負担がかかる。何よりケガだけは避けたいはずですから」

 フロントの悩みは尽きないというのだ。

  ◇  ◇  ◇

 そんな大谷だが、またしても「不正賭博騒動」の風評被害を被る懸念が生じているという。世界に衝撃を与えたあのイッペイ事件から1年が過ぎたいま、いったい何が起きたのか。再び米球界を揺るがした大事件とは。

●関連記事【もっと読む】…では、それらについて詳しく報じている。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    元小結・臥牙丸さんは5年前に引退しすっかりスリムに…故国ジョージアにタイヤを輸出する事業を始めていた

  2. 2

    ドジャース大谷翔平に「不正賭博騒動」飛び火の懸念…イッペイ事件から1年、米球界に再び衝撃走る

  3. 3

    遠野なぎこさんは広末涼子より“取り扱い注意”な女優だった…事務所もお手上げだった

  4. 4

    ヘイトスピーチの見本市と化した参院選の異様…横行する排外主義にアムネスティが警鐘

  5. 5

    ASKAや高樹沙耶が参政党を大絶賛の一方で、坂本美雨やコムアイは懸念表明…ネットは大論争に

  1. 6

    巨人・田中将大「巨大不良債権化」という現実…阿部監督の“ちぐはぐ指令”に二軍首脳陣から大ヒンシュク

  2. 7

    世良公則、ラサール石井…知名度だけでは難しいタレント候補の現実

  3. 8

    自民旧安倍派「歩くヘイト」杉田水脈氏は参院選落選危機…なりふり構わぬ超ドブ板選挙を展開中

  4. 9

    “お荷物”佐々木朗希のマイナー落ちはド軍にとっても“好都合”の理由とは?

  5. 10

    フジの「ドン」日枝久氏が復権へ着々の仰天情報! お台場に今も部屋を持ち、車も秘書もいて…