大谷翔平の「二刀流」起用に逡巡するドジャース首脳陣…投手リハビリ順調も打撃めっきり振るわず
エンゼルス時代よりも負担増
ただ、右肩炎症で戦列を離れていた160キロ右腕のグラスノー(31)が10日のブルワーズ戦で復帰、5回を2安打1失点に抑えて復調した。今月下旬にはサイ・ヤング賞2度のスネル(32)も左肩炎症が癒えて復帰予定だ。先発の枠が埋まったときに大谷をどうするのか、フロントは逡巡しているという。特派員のひとりがこう言った。
「大谷の起用法を決めるのはフロント、投打のコーチ、トレーナー、本人、代理人らの合議制。フロントは本来、大谷を打者に専念させたい。打者一本で打って走ってチームを世界一に導いた昨年のとてつもない実績があるからです。けれども、それでは投打両方やりたい大谷が納得しない。しかも、投手復帰後は2回目の右肘靱帯修復手術をする以前より制球が改善され、球威も増した。次回登板に向けた調整と登板後のリハビリが加わって負担が増え、疲労がたまっているのは疑いようがない。打撃に影響が出ているのは確実だが、だからといって投手を断念させるわけにはいかない。ただ、野手として休まずに投手も兼ねる起用法は、エンゼルス時代以上に大谷の体に負担がかかる。何よりケガだけは避けたいはずですから」
フロントの悩みは尽きないというのだ。
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そんな大谷だが、またしても「不正賭博騒動」の風評被害を被る懸念が生じているという。世界に衝撃を与えたあのイッペイ事件から1年が過ぎたいま、いったい何が起きたのか。再び米球界を揺るがした大事件とは。
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