“死球の恐怖”藤浪晋太郎のDeNA入りにセ5球団が戦々恐々…「打者にストレス。パに行ってほしかった」
右打者への抜け球は危険このうえなし
大阪桐蔭時代は甲子園春夏連覇を達成し、日本球界を騒がせたが、阪神時代から制球難と死球の多さでセの打者たちを恐怖に陥れてきた。特に右打者への抜け球は危険このうえなく、実際、何人も病院送りにした“実績”もある。
16年にはヤクルト・谷内の左手首への死球で骨折させた。17年には同じヤクルト・畠山の左肩付近にぶつけると、両軍もみくちゃの大乱闘に発展。いずれもヤクルトの選手だったことで、高津監督は対策を取った。
「20年7月の神宮での阪神戦で、中軸を担う右打者のエスコバーらをスタメンから外し、左打者をズラリと並べ、話題になった。藤浪は後に、この頃はイップスに悩んでいたと明かしている。それがまだ改善されていないとしたら、また打席でビーンボールを警戒しないといけないのだから、各打者にはストレスでしょう」(同)
首位阪神の主力では、森下と大山が右打者。今季3勝9敗1分けと負けまくっている2位巨人では、売り出し中の増田陸に坂本、甲斐、岸田らがいる。CS狙いに切り替えそうなDeNAの三浦監督が、開き直って巨人戦に藤浪をぶつけてくる可能性は十分ありそうだ。
DeNAの萩原チーム統括本部長は「藤浪選手が望むのであれば、我々にもそういった(AIチームなどの)強みはある」と制球力改善に自信を見せていたが……。日本人メジャー歴代最速の約165.1キロという剛球とノーコンが、セ5球団をビビらせている。
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そんな藤浪には、阪神やオリックスなど複数の国内球団が関心を示していたが、なぜDeNAを選んだのか。実は今オフにも、再びメジャー挑戦を狙っているという。いったいどういうことか。藤浪の胸の内とは。
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