阪神・小幡竜平が“放出危機”からの大逆襲 2018年ドラフト同期の高卒ショート「最後の砦」に
「現役ドラのリスト入りも検討された」
そんな有望株も、昨季までの6年間の出場試合数はわずか243。同じ遊撃手でドラフト同期の木浪聖也(3位)は581と、ダブルスコアをつけられている。
「今季にかける意気込みは強いのですが、打撃に課題があるうえ、故障も多い」とは、コーチ経験のある球団OB。
「木浪が故障や不振でスタメンを外れるたびに『代役』として起用されるものの、1カ月ほどで自身もケガで離脱するケースが続いている。今季は木浪が4月19日の広島戦で1試合3失策を犯すと、翌20日からスタメンに定着。しかし、5月11日の中日戦で故障し、登録を抹消された。昨季も6月に木浪が死球による骨折で離脱して以降、スタメンに定着したが、1カ月後の7月に故障で二軍落ちした。なかなか大成しないこともあり、昨年、一昨年あたりにトレード話が浮上。現役ドラフトのリスト入りも検討されたと聞きました」
18年ドラフト同期の根尾ら3人はみな“遊撃失格”に。「最後の砦」として、同じ轍を踏むわけにはいかない。
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そんな小幡はどのように育ったのか。恩師や両親に話を聞くと、意外な姿が見えてきた。「牛乳に強いこだわりがあり、中学時代は月1万円以上かかった」とは、母の能夫子さん。プロ入りするまでにどんな道のりを歩んできたのか。
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