吉田沙保里を育てた名将がモンゴル代表総監督に ロス五輪に送り込む「141連勝中」藤波朱理斬りの刺客
ロス五輪は栄氏と伊調氏による“代理戦争”へ
オルホンは19年にドーピングにより2年間の資格停止処分を科されたが、22年11月のワールドカップ(米国)で復帰。本人は34歳で迎えるロサンゼルス五輪出場は現実的でないとしながらも「資格停止処分を科されてレスリングができなかった時期を取り戻すためにも、限界まで挑戦してみたい」と、意欲を見せている。
現在の階級は62キロ級だが、以前は58キロ級(現57キロ級)で国際大会に出場したこともあり、藤波がパリ五輪後に変更した57キロ級に落とすのは不可能ではない。
このオルホンを指導することになる栄氏は、現在、日体大で藤波を指導する伊調氏からパワハラを告発され、日本協会強化本部長と至学館大監督の辞任に追い込まれた。
今後の世界選手権、ロス五輪では栄氏と伊調氏による代理戦争が繰り広げられそうだ。