吉田沙保里を育てた名将がモンゴル代表総監督に ロス五輪に送り込む「141連勝中」藤波朱理斬りの刺客

公開日: 更新日:

ロス五輪は栄氏と伊調氏による“代理戦争”へ

 オルホンは19年にドーピングにより2年間の資格停止処分を科されたが、22年11月のワールドカップ(米国)で復帰。本人は34歳で迎えるロサンゼルス五輪出場は現実的でないとしながらも「資格停止処分を科されてレスリングができなかった時期を取り戻すためにも、限界まで挑戦してみたい」と、意欲を見せている。

 現在の階級は62キロ級だが、以前は58キロ級(現57キロ級)で国際大会に出場したこともあり、藤波がパリ五輪後に変更した57キロ級に落とすのは不可能ではない。

 このオルホンを指導することになる栄氏は、現在、日体大で藤波を指導する伊調氏からパワハラを告発され、日本協会強化本部長と至学館大監督の辞任に追い込まれた。

 今後の世界選手権、ロス五輪では栄氏と伊調氏による代理戦争が繰り広げられそうだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  2. 2

    巨人・桑田二軍監督の電撃退団は“事実上のクビ”…真相は「優勝したのに国際部への異動を打診されていた」

  3. 3

    クマ駆除を1カ月以上拒否…地元猟友会を激怒させた北海道積丹町議会副議長の「トンデモ発言」

  4. 4

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  5. 5

    クマ駆除の過酷な実態…運搬や解体もハンター任せ、重すぎる負担で現場疲弊、秋田県は自衛隊に支援要請

  1. 6

    露天風呂清掃中の男性を襲ったのは人間の味を覚えた“人食いクマ”…10月だけで6人犠牲、災害級の緊急事態

  2. 7

    高市自民が維新の“連立離脱”封じ…政策進捗管理「与党実務者協議体」設置のウラと本音

  3. 8

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  4. 9

    恥辱まみれの高市外交… 「ノーベル平和賞推薦」でのトランプ媚びはアベ手法そのもの

  5. 10

    引退の巨人・長野久義 悪評ゼロの「気配り伝説」…驚きの証言が球界関係者から続々