「ラミレス監督」が誕生しそうなセパ4球団…本人も2度目にやる気満々か
「人気とイメージの面でも適任」
三浦監督の契約年数は非公表。昨季の日本一で新たに複数年契約を結んでいる可能性もあるが、「仮に今季、Bクラスに低迷するようなら、さすがに南場オーナーのショックは大きい。監督、フロントともに刷新される可能性はある」とは、前出のOBだ。
パでは現在、ソフトバンクと熾烈な優勝争いを繰り広げる日本ハムの新庄剛志監督(53)が今季、契約最終年。
オリックスと3位争いをする4位楽天の三木肇監督(48)も複数年契約を結んでいるといわれるが、成績が低迷すれば頻繁に監督の首をすげ替える球団だけに予断を許さない。
そんな中、来季の新監督候補として動向が注視されるのが、前DeNA監督のアレックス・ラミレス氏(50)だ。16~20年のDeNA監督時代は、就任直前まで10年連続でBクラスに低迷していたチームを5年間でAクラスに3度導き、17年にはCSを突破して日本シリーズに進出を果たした。現在は、自身のYouTubeチャンネルで野球論を展開、野球教室などで野球人口の拡大に努めている。
「23年には日本で野球殿堂入りしたラミちゃんは先日、母国・ベネズエラでも野球殿堂入りを果たしました」と、さるメディア関係者がこう続ける。
「監督としては、投手の配球を徹底的に研究するなど、データに即した緻密な野球が信条。DeNA監督時代は、メジャーと同様に、フロント主導の体制で、フィールドマネジャーに徹した。補強や育成に対する意見、考えはある一方で、選手起用についてもフロントの方針を受け入れ、補強に関してもほぼノータッチだった。実際、新外国人選手の獲得を、マスコミと同じタイミングで知ることもあったほど。その点で、DeNAはもちろん、楽天や日本ハムのようなフロント主導型の球団にもフィットできる。ヤクルトもGM制度を導入している今は、基本的にはフロントの意向が重視されますからね。その意味でも、非常に柔軟性、適応力が高いラミちゃんは、球団にとっても有用な監督といっていい。人気とイメージの面でファンにも受け入れられやすい人材なのは間違いありません」
当のラミレス氏は、2度目の監督就任に意欲的だという。外国人と日本人、両方の感覚を併せ持つ貴重な“ラミちゃん”の周辺が騒がしくなりそうな気配だ。
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つい先日、沖縄尚学の優勝で幕を下ろした甲子園だが、熱戦の裏で実は「怪文書」が飛び交っていた。そこには「監督が子供を血だらけに…」といった物騒なことが書かれていたそうだ。いったいどういうことか。なぜそのようなことが起きたのか。
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