横綱大の里が抱える“厄介な悪癖”…パワーだけでは勝てない「幕内の壁」が立ちはだかる

公開日: 更新日:

 幕下付け出しから初Vまで所要7場所、同じく横綱昇進まで所要13場所は、いずれも歴代1位のスピード記録。無敵と思われたが、今になって「幕内の壁」に苦しんでいる。

 そんな大の里は5日の横審の稽古総見ではサッパリだったものの、翌6日に行われた二所ノ関一門の連合稽古、8日の境川部屋への出稽古では好調さをアピール。欠点克服のためか、押されても引かず、押し返す稽古にも励んでいるという。

「稽古場ではそもそもプレッシャーはなく、最初から押されることがわかっている。大事なのは、勝ち負けが重要になる本場所でも同じことができるかどうか。もちろん、押されてからリカバリーする稽古は重要だが、大相撲には『悪癖ほど直りにくい』という言葉もある。近年では大横綱と呼ばれた白鵬でさえ、立ち合いの奇襲を防がれると引いてしまう癖があり、引退するまで直らなかった。大の里もそう簡単に悪癖が直るとも思えません」(前出の親方)

 9月場所は出たとこ勝負となりそうだ。

  ◇  ◇  ◇

 大相撲と言えば先月、元幕内力士の照強が「しょっぱい犯罪」で逮捕され、角界から失笑を買うこととなった。いったい何をやらかしたのか。現役時代の「呆れた評判」とはーー。

●関連記事【もっと読む】…では、それらについて詳しく報じている。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    3年連続MVP大谷翔平は来季も打者に軸足…ドジャースが“投手大谷”を制限せざるを得ない複雑事情

  2. 2

    自民党・麻生副総裁が高市経済政策に「異論」で波紋…“財政省の守護神”が政権の時限爆弾になる恐れ

  3. 3

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  4. 4

    最後はホテル勤務…事故死の奥大介さん“辛酸”舐めた引退後

  5. 5

    片山さつき財務相“苦しい”言い訳再び…「把握」しながら「失念」などありえない

  1. 6

    ドジャースからWBC侍J入りは「打者・大谷翔平」のみか…山本由伸は「慎重に検討」、朗希は“余裕なし”

  2. 7

    名古屋主婦殺人事件「最大のナゾ」 26年間に5000人も聴取…なぜ愛知県警は容疑者の女を疑わなかったのか

  3. 8

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  4. 9

    高市内閣支持率8割に立憲民主党は打つ手なし…いま解散されたら木っ端みじん

  5. 10

    《もう一度警察に行くしかないのか》若林志穂さん怒り収まらず長渕剛に宣戦布告も識者は“時間の壁”を指摘