横綱大の里が抱える“厄介な悪癖”…パワーだけでは勝てない「幕内の壁」が立ちはだかる
幕下付け出しから初Vまで所要7場所、同じく横綱昇進まで所要13場所は、いずれも歴代1位のスピード記録。無敵と思われたが、今になって「幕内の壁」に苦しんでいる。
そんな大の里は5日の横審の稽古総見ではサッパリだったものの、翌6日に行われた二所ノ関一門の連合稽古、8日の境川部屋への出稽古では好調さをアピール。欠点克服のためか、押されても引かず、押し返す稽古にも励んでいるという。
「稽古場ではそもそもプレッシャーはなく、最初から押されることがわかっている。大事なのは、勝ち負けが重要になる本場所でも同じことができるかどうか。もちろん、押されてからリカバリーする稽古は重要だが、大相撲には『悪癖ほど直りにくい』という言葉もある。近年では大横綱と呼ばれた白鵬でさえ、立ち合いの奇襲を防がれると引いてしまう癖があり、引退するまで直らなかった。大の里もそう簡単に悪癖が直るとも思えません」(前出の親方)
9月場所は出たとこ勝負となりそうだ。
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大相撲と言えば先月、元幕内力士の照強が「しょっぱい犯罪」で逮捕され、角界から失笑を買うこととなった。いったい何をやらかしたのか。現役時代の「呆れた評判」とはーー。
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