巨人それでも消えない「佐々木麟太郎ドラ1指名」…次期監督候補・松井秀喜氏とのドラマに期待する声も
ソフトバンク、西武が警戒
「麟太郎の指名について水野さんは、『何とも言えない。視察には行ったけどそれを言うと他球団に情報がアレするので』とけむに巻いたそうですが、確かに微妙なところ。立石と麟太郎の両取りが理想でしょうが、麟太郎を指名して交渉権を獲得しても、日米のルール上、向こうの大学リーグが終了する来年5月までは交渉、契約ができない。
リーグ戦終了後にはメジャーのドラフトも控えていて麟太郎はMLBドラフトの対象選手にもなる。つまり、日本とメジャーのドラフトを天秤にかけられる立場で、メジャーに指名されて入団してしまえば、巨人は貴重なドラフト枠を1つ無駄にしてしまうリスクがある。同じく麟太郎の指名を検討しているソフトバンク、西武などはそれでも、『巨人が来る可能性はある』と警戒しているようですが……」(巨人OB)
今季3位に終わった巨人は来季、阿部慎之助監督が3年契約の最終年を迎える。V逸すれば進退問題となるのは確実で、後任には松井秀喜の名前が挙がる。ゴジラ松井が長嶋監督との「1000日計画」で4番に育ったように、今度は指導者となった松井が二人三脚で麟太郎を主砲に育成するというドラマに期待する声が、球団内にあるのは確かだ。再来年の27年シーズンからセ・リーグにもDH制が導入されることを考えても、麟太郎指名はゼロとは言えない。