箱根駅伝大勝利の一端を明かします 選手起用法の裏に「統計学数値化」と「他校と真逆の考え方」
達成度を聞かれたので「300%、輝きました!」と胸を張って答えました。天国の星七も一緒に優勝の喜びに浸ってくれているでしょう。
言うまでもありませんが、箱根駅伝は学生スポーツなので選手は毎年入れ替わります。それでも優勝を何度も重ねることに対して「強さを継続するのは至難のワザです。常勝軍団を維持する秘訣を教えてください」と言われます。
2度目の3連覇を決めた後、テレビ解説の瀬古利彦さんから「原監督が神になっちゃった」と言われました。往路の当日朝に補員登録の黒田を5区に投入し、異次元の走りを見せると、住友電工陸上部の渡辺康幸監督が「常に緻密な先読みをしながらベストの区間配置を考え抜く。神の領域の采配だった」とスポーツ紙のコラムに書いてくれました。
過分なお言葉に恐縮するばかりですが、区間配置に関していえば「統計学・確率の問題」に向き合い、それが結果につながっているのでしょう。
選手それぞれに能力の絶対値、最高値は違うものなのですが、いずれにしても「持てる能力を常に100%発揮できる」保証はありません。たとえばAという選手をどの区間に配置したら「能力の100%を何割の確率で出せるのか?」。選手Bはどうか? 全選手の特性を徹底的に調べ上げて数値化します。


















