侍Jの「世界一の武器」と「懸念点」 元WBC投手コーチ武田一浩氏が29人のメンバーを徹底分析
「セカンドは牧秀悟(DeNA)で堅いでしょう。ただ、守備の要である絶対的なショートが不在。昨季セ・リーグ首位打者の小園海斗(広島)がスタメンで、守備力の高い源田壮亮(西武)が守備固めという形なのか。心配なのは小園の守備です。広島では2024年に一時的とはいえ、三塁に転向したほど。井端弘和監督がどう判断するか。外野手は近藤健介(ソフトバンク)、森下翔太(阪神)、鈴木誠也(カブス)と両翼の選手ばかり。周東佑京(ソフトバンク)はセンターが本職ですが、内外野が守れるユーティリティーというイメージ。スタメンで使うのかどうか。いずれにせよ、センターラインの守備力に不安が残ります」
そんな侍ジャパンの最大のライバルは、本気のメンバーを招集した米国になりそうだ。
昨季、2年連続でア・リーグMVPを受賞したアーロン・ジャッジ(ヤンキース)が主将を務める。
「今回の米国は投手陣に本気度が表れています」とは武田氏。2年連続サイ・ヤング賞のタリク・スクーバル(タイガース)、5年連続2ケタ勝利のローガン・ウェブ(ジャイアンツ)、防御率1.97、リーグ2位の216奪三振でサイ・ヤング賞を獲得したポール・スキーンズ(パイレーツ)、昨季22セーブのメイソン・ミラー(パドレス)ら、かつてない豪華布陣なのだ。
「野手陣では大谷翔平(ドジャース)に加え、メジャーリーガーの鈴木、岡本和真(ブルージェイズ)、村上宗隆(ホワイトソックス)が入った。勝負はできる打線だと思います。それでも、決勝戦の相手が米国だとして、先発でスキーンズやスクーバル、抑えでミラーが出てきたら……日本はまず打てないでしょうね。井端監督は守備的な野球やスモールベースボールを好むイメージがありますが、今回はパワーを兼ね備えた打撃重視の選手を多く選んでいることを見ても、選考の苦労がうかがえます。他にも、ドミニカ共和国は打線がいいし、プールCの初戦で対戦する台湾のチーム力も決して侮れません」(武田氏)


















