侍Jに懸念される「ダルビッシュロス」…日に日に依存度高まる中で“お別れ”の足音近づく
井端監督「みんな残ってほしいと」
そんな中、ダルの協力のもと、非公開特訓を行ったわけだが、今回の合宿では、ピッチクロック、ピッチコムの問題に限らず、ダルの存在感がとてつもなくデカい。昨年10月の右肘のトミー・ジョン手術からのリハビリを行いつつ、ブルペン、ロッカールーム、食事会場などで投手陣に惜しみなく自身の経験、技術を伝授。北山が「ダルビッシュさんから声をかけていただいて、伊藤さん(日本ハム)ら5人ほどで一緒に食事をしました」と明かすなど、グラウンド外でも積極的に助言を送っている。
首脳陣とも時間を見つけて会話を重ね、井端監督には1次ラウンドで対戦する台湾、韓国のデータを生かした練習を提言。投手コーチ陣には、1次ラウンドを勝ち抜いた場合に準々決勝で対戦する可能性があるドミニカ共和国、ベネズエラのメジャーリーガーの特徴などをレクチャーした。野手陣とは多くのコミュニケーションは図れていないが、金子ヘッドコーチによれば、最終第3クールでは野手との“タッグ”も実現しそうだ。
この日、チームを激励に訪れた栗山前監督は「前回もそうですけど、ダルのおかげなんで。いろんな選手たちの不安だったり、何かに集中する時にはレベルの高い話を持ち込んでくれたり。今回も非常に大きな存在。リハビリも大変だと思うけど、野球界全体を考えながらそういう行動をしてくれるのは感謝しかない」と称えたが、選手として参加した前回大会とは違い、ダルがチームに同行するのは宮崎合宿までともっぱらだ。
井端監督は「みんな残ってほしいと思っていると思う。貴重な時間を有効に使ってほしい」と言うが、侍内で「ダル依存」が高まる中、このままチームから離脱すれば、特にダルに大きな信頼を寄せている投手陣が「ダルロス」に襲われる可能性は十分にある。今月末以降、大谷翔平らメジャー選手が順次、チームに合流するものの、侍の屋台骨であるダルの不在をどう乗り切るかが、大きな課題になりそうだ。


















