350勝の米田哲也元投手は長生きしすぎの哀しみを教えてくれた 家賃5万円のアパート代を8年滞納
引退後は、高級住宅地として知られる兵庫県芦屋市に住み、慣れないスナック経営をしたが、失敗。自宅マンションも競売にかけられ、ツルベ落としのように零落していったようだ。
年齢は米田よりだいぶ若いが“サンデー兆治”といわれた215勝投手の村田兆治も晩年は孤独だったようで、自宅の火災で72歳の生涯を閉じてしまった。
野球選手も含めて、スポーツ選手が活躍できる時期は短い。どんな名選手にも長く果てしない“余生”が待ち構えているのである。
心ない政治家どもからは「いつまで生きるつもりなんだ」とホザかれ、若い連中からは「老害」「逃げ切り世代」とナジられる。
この国では、長生きは美徳ではない。カネない、職ない、有力な身寄りのない年寄りは「後ろの山に捨てましょか~」。楢山節考は、また始まっているのである。(文中敬称略)
(元木昌彦/「週刊現代」「フライデー」元編集長)



















