日本人選手で初めてサングラスとリストバンドを着用した、陰のファッションリーダー
前身となる阪急軍から数え、来年で球団創設90周年を迎える阪急ブレーブス(現オリックス・バファローズ)。当時のパを代表する名手を幾人も輩出する中、ひときわ異彩を放っていたのが森本潔だ。球界から突如消えた反骨の打者の足跡と今を、ノンフィクションライターの中村素至氏が追った。(毎週木曜日掲載)
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森本といえば「口ヒゲにサングラス」がトレードマークだった。同時代のメジャーリーガー、レジー・ジャクソンを彷彿とさせるルックスだが、昭和の日本プロ野球では、唯一無二の存在だった。
「レジー・ジャクソンの影響なんかじゃないよ。ただ、個性を表現したいと思ってね」
現在はメジャーリーグ中継を見ることが日課のような森本だが、当時は衛星中継もない時代でメジャー関連の情報も乏しく、限られていた。
サングラスに関しては、当時も監督やコーチ、二軍の首脳陣などはすでに着用していたが、日本人の選手では初めてだ(1967年の日本シリーズにサングラスをかけて出場)。
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