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「大統領の執事の涙」ウィル・ヘイグッド著、中村佐千江訳

■8人の大統領に仕えた黒人執事

 話題の同名映画関連本。2008年、新聞記者の著者は、大統領選を戦うバラク・オバマ候補の勝利を確信。人種差別の時代にホワイトハウスで働いていた黒人職員を探し始め、トルーマンからレーガンまで8人もの大統領に執事として仕えた人物がいたことを知る。その人、ユージーン・アレンは、1919年にバージニア州の農園で生まれ、ゴルフクラブで働いていたときに、メンバーの紹介でホワイトハウスの配膳係になったという。やがて執事へと昇格した氏は、代々の大統領の信頼を受け、歴史の目撃者となる。そんな氏の生涯を伝えながら、著者の記事がきっかけとなって映画が完成するまでを追ったドキュメンタリー。
(原書房 1400円)

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