人気シリーズの最新作を上梓した大沢在昌氏に聞く

公開日: 更新日:

 かつては、カタギが暴力団と関われば骨までしゃぶられるのが常だった。しかし今では、カタギと組まなければ暴力団のシノギは成り立たなくなっている。暴力団よりタチの悪いカタギが、暴力団より優位に立つという奇妙な逆転現象が起きているのだ。

「とはいえ、暴力団が消えてなくなったわけではありません。司法の圧力に耐えた暴力団が“少数精鋭”となって強固な組織力を持ち、一般企業よりも巨額の資金を動かし始めている。組織犯罪処罰法や暴力団排除条例は、善と悪の境界線をどんどん曖昧にしていくでしょうね」

 捜査1課の谷神とコンビを組んで捜査を進めていく佐江は、やがて日本最大の広域暴力団である高河連合の最高幹部、延井が仕掛けた「Kプロジェクト」に行き当たる。延井は、何年もかけて歌舞伎町のオレンヂタウンの地上げを行い、ある目的のために「Kプロジェクト」を強硬に進めていた。そしてこれを邪魔する者は、連合が雇ったプロの殺し屋によって次々と排除されていたのだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新のBOOKS記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    たとえ自分の議席を失ってもすでに山本太郎は勝っている

  2. 2

    安倍自民は大誤算 首都圏は「最後の1議席」が大激戦に

  3. 3

    維新に5.7億円もの“セルフ領収書”疑惑 参院選直撃は必至

  4. 4

    TV局に「元SMAP使うな」ジャニーズ事務所“圧力”の裏の傲慢

  5. 5

    宮川大輔が頓挫…24時間TVマラソンランナー選出のドタバタ

  6. 6

    「西城秀樹のサインはダメ」と叱ったジャニー喜多川さん

  7. 7

    ジャニー氏死去で数々の噂 KinKi“解散秒読み”報道は本当か

  8. 8

    まるで被害者ヅラ 昭恵夫人が応援演説で公選法違反のススメ

  9. 9

    メッキはがれ始めたコウキ ママ静香プロデュースが空回り

  10. 10

    吉本「契約書なし」にカミついたハリセンボン春菜の正論

もっと見る

編集部オススメ

  1. {{ $index+1 }}

    {{ pickup.Article.title_short }}

もっと見る