人気シリーズの最新作を上梓した大沢在昌氏に聞く

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「目に見える雑草だけを刈り取り、土の中深くに潜り込んだ根っこは見て見ぬふりをするかのような暴力団がらみの現状に、警察内部でも不穏な動きが出てくる。これに対し、佐江はどう向き合うのか。実は今作をもって、狩人シリーズは完結を試みています。佐江のことも、彼の死を視野に入れながら書き進めました。見てくれは冴えない不器用な男ですが、反骨精神の塊で絶対に敵にはしたくない。友達だったら非常に面倒くさそうなヤツですが、私自身も彼に愛着がありましたから、どのような結末を迎えるのか楽しみに読んでいただければ幸いです」

 本作では、事件を左右するキーパーソンとして、壮絶な過去を持つひとりの少女が登場する。タイからやってきたプラムと名乗る彼女は、事件の核心に迫ることで高河連合に命を狙われる佐江をサポートしようとする。そして、佐江もプラムに愛情を抱くようになるが……。

「暴力団がらみの小説を書き続けて、もうずいぶん経ちました。好きでこのテーマを選んでいるわけではないんだけどね(笑い)。もう十分だろうと思いつつ、暴力団の形は今後ますます変化するだろうとも感じています。狩人シリーズは一応の完結を見ましたが、また大きな変化があったら、書いてしまうかもしれませんね」

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