人気シリーズの最新作を上梓した大沢在昌氏に聞く

公開日: 更新日:

 本作では、事件を左右するキーパーソンとして、壮絶な過去を持つひとりの少女が登場する。タイからやってきたプラムと名乗る彼女は、事件の核心に迫ることで高河連合に命を狙われる佐江をサポートしようとする。そして、佐江もプラムに愛情を抱くようになるが……。

「暴力団がらみの小説を書き続けて、もうずいぶん経ちました。好きでこのテーマを選んでいるわけではないんだけどね(笑い)。もう十分だろうと思いつつ、暴力団の形は今後ますます変化するだろうとも感じています。狩人シリーズは一応の完結を見ましたが、また大きな変化があったら、書いてしまうかもしれませんね」

▽おおさわ・ありまさ 1956年、愛知県生まれ。79年「感傷の街角」でデビュー。「新宿鮫」シリーズが人気を博し、94年に「無間人形 新宿鮫Ⅳ」で直木賞受賞。14年には「海と月の迷路」で吉川英治文学賞を受賞。シリーズものを含め著書多数。

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    【原田真二と秋元康】が10歳上の沢田研二に提供した『ノンポリシー』のこと

  3. 3

    カーリング女子フォルティウスのミラノ五輪表彰台は23歳リザーブ小林未奈の「夜活」次第

  4. 4

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  5. 5

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  1. 6

    福山雅治&稲葉浩志の“新ラブソング”がクリスマス定番曲に殴り込み! 名曲「クリスマス・イブ」などに迫るか

  2. 7

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 8

    松岡昌宏も日テレに"反撃"…すでに元TOKIO不在の『ザ!鉄腕!DASH!!』がそれでも番組を打ち切れなかった事情

  4. 9

    年末年始はウッチャンナンチャンのかつての人気番組が放送…“復活特番”はどんなタイミングで決まるの?

  5. 10

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった