「医者に聞きたくても聞けない がんの質問41」川嶋朗著

公開日: 更新日:

 日本人男性の2人に1人、女性の3人に1人ががんにかかる時代だが、がんの知識が乏しく、多くの患者が医師に命を丸投げしているのが現状だ。そこで本書では、よりよい治療を受けるために知っておきたい、41の項目について取り上げている。

 まず、がんや治療法について医師に積極的に質問しても嫌われないか。うるさい患者は煙たがられそうだが、実は“私はここまで知っている”ということをPRしておいた方が、医師から見下されなくて済む。医師が多少“うるさい”と感じる患者は、同時に“侮れない”とも思うもの。対応や説明も丁寧になるはずだ。

 他にも、治療前の「同意書」の法的拘束力や、医師が勧める抗がん剤がどれだけ効くのかなどについても解説している。

(宝島社 1200円+税)


最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人がソフトB自由契約・有原航平に「3年20億円規模」の破格条件を準備 満を持しての交渉乗り出しへ

  2. 2

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  3. 3

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  4. 4

    日吉マムシダニに轟いた錦織圭への歓声とタメ息…日本テニス協会はこれを新たな出発点にしてほしい

  5. 5

    巨人正捕手は岸田を筆頭に、甲斐と山瀬が争う構図…ほぼ“出番消失”小林誠司&大城卓三の末路

  1. 6

    「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ

  2. 7

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    「ばけばけ」苦戦は佐藤浩市の息子で3世俳優・寛一郎のパンチ力不足が一因