「テレビの秘密」佐藤智恵著

公開日: 更新日:

 さまざまな立場でテレビ番組に携わってきた著者が、経営学的視点から視聴率競争の裏の裏を徹底分析したコラム集。

 2013年の夏、驚異的な視聴率を稼ぎだしたドラマ「半沢直樹」と翌春の「ルーズヴェルト・ゲーム」。同枠で同じ原作者・スタッフで制作された両作を隔てたものは何か。それは後者の主人公が社長だったからだと指摘し、ヒットの鍵は設定が握ると明かす。その他、NHKの朝の情報番組「あさイチ」が同時間帯視聴率で独走している理由、マツコ・デラックスが司会を務める番組が高い視聴率を獲得するのはなぜかなど。お馴染みの人気番組を俎上に、視聴率競争の勝者と敗者を分析しながらヒットのセオリーを導き出す。(新潮社 740円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    横浜流星「べらぼう」ついに8%台に下落のナゼ…評価は高いのに視聴率が伴わないNHK大河のジレンマ

  4. 4

    ドジャース佐々木朗希「今季構想外」特別待遇剥奪でアリゾナ送還へ…かばい続けてきたロバーツ監督まで首捻る

  5. 5

    中日・中田翔がいよいよ崖っぷち…西武から“問題児”佐藤龍世を素行リスク覚悟で獲得の波紋

  1. 6

    元横綱白鵬が突然告白「皇帝の末裔」に角界一同“苦笑”のワケ…《本当だったらとっくに吹聴しています》

  2. 7

    元横綱白鵬 退職決定で気になる「3つの疑問」…不可解な時期、憎き照ノ富士、親方衆も首を捻る今後

  3. 8

    阿部巨人の貧打解消策はやっぱり助っ人補強…“ヤングジャイアンツと心中”の覚悟なし

  4. 9

    山本舞香は“ヤンキー”より“令嬢”がハマる?「波うららかに、めおと日和」《ふかふみコンビ》で人気急上昇

  5. 10

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも