「踊る昭和歌謡 リズムからみる大衆音楽」輪島裕介著

公開日: 更新日:

「大衆音楽」と「芸術音楽」は「踊り」か「鑑賞」かという享受(参加)のモードによって区分されると著者はいう。本書は、「不特定多数の大衆が娯楽として踊るための音楽」の日本での展開を追った大衆音楽史。

 近代日本の「娯楽としての踊る音楽」の起点は明治の鹿鳴館。以後、社交ダンスが定着し、娯楽として踊る人々が現れた。大正末期から昭和初期にかけ「ジャズ・エージ」が幕を開け、ダンスホールが興隆。一方で昭和8年の「東京音頭」の流行を機に盆踊りが再編され、現在まで続く形式が整えられる。以後、昭和30年代のマンボやドドンパにはじまりピンク・レディーやユーロビートに至るまで、昭和の大衆音楽の系譜をたどる。

(NHK出版 820円+税)

【連載】新書あらかると

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「豊臣兄弟!」白石聖が大好評! 2026年の毎週日曜日は永野芽郁にとって“憂鬱の日”に

  2. 2

    川口春奈「食べ方が汚い」問題再燃のお気の毒…直近の動画では少しはマシに?

  3. 3

    あの人「なんか怖い」を回避する柔らかな言葉遣い

  4. 4

    自分探しで“変身”遂げたマリエに報道陣「誰だかわからない」

  5. 5

    (1)高齢者の転倒は要介護のきっかけになりやすい

  1. 6

    2度目の離婚に踏み切った吉川ひなの壮絶半生…最初の夫IZAMとは"ままごと婚"と揶揄され「宗教2世」も告白

  2. 7

    「誰が殺されてもおかしくない」ICE射殺事件への抗議デモ全米で勃発

  3. 8

    解散総選挙“前哨戦”で自民に暗雲…前橋出直し市長選で支援候補が前職小川晶氏に「ゼロ打ち」大敗の衝撃

  4. 9

    業績悪化で減収減益のニトリ 事業の新たな柱いまだ見いだせず

  5. 10

    チンピラ維新の「国保逃れ」炎上やまず“ウヤムヤ作戦”も頓挫不可避 野党が追及へ手ぐすねで包囲網