脳のメカニズムに詳しくなろう編

公開日: 更新日:

「21世紀の脳科学」マシュー・リーバーマン著、江口泰子訳

 地球という惑星で人類が繁栄できたのは、互いに〈つながる〉〈心を読む〉〈調和する〉という3つの脳力のおかげである。

 たとえば、知らない人に褒められたときに反応する線条体の領域と、お金をもらったときに反応する線条体の領域は重なっているという。つまり、良い評価を得ることは報酬を得ることと同じであり、それを〈喜び〉と脳は捉えるのだ。

 子どもや従業員のヤル気を引き出すためには、このつながる脳力を生かして温かい言葉をかけることが有効なのである。

 社会認知神経科学の研究者が、脳力を使ってよりよく生きる方法をアドバイスする。

(講談社 1800円+税)

【連載】ザッツエンターテインメント

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    DeNA三浦監督まさかの退団劇の舞台裏 フロントの現場介入にウンザリ、「よく5年も我慢」の声

  2. 2

    日本ハムが新庄監督の権限剥奪 フロント主導に逆戻りで有原航平・西川遥輝の獲得にも沈黙中

  3. 3

    佳子さま31歳の誕生日直前に飛び出した“婚約報道” 結婚を巡る「葛藤」の中身

  4. 4

    国分太一「人権救済申し立て」“却下”でテレビ復帰は絶望的に…「松岡のちゃんねる」に一縷の望みも険しすぎる今後

  5. 5

    白鵬のつくづくトホホな短慮ぶり 相撲協会は本気で「宮城野部屋再興」を考えていた 

  1. 6

    藤川阪神の日本シリーズ敗戦の内幕 「こんなチームでは勝てませんよ!」会議室で怒声が響いた

  2. 7

    未成年の少女を複数回自宅に呼び出していたSKY-HIの「年内活動辞退」に疑問噴出…「1週間もない」と関係者批判

  3. 8

    清原和博 夜の「ご乱行」3連発(00年~05年)…キャンプ中の夜遊び、女遊び、無断外泊は恒例行事だった

  4. 9

    「嵐」紅白出演ナシ&“解散ライブに暗雲”でもビクともしない「余裕のメンバー」はこの人だ!

  5. 10

    武田鉄矢「水戸黄門」が7年ぶり2時間SPで復活! 一行が目指すは輪島・金沢