「オリーブオイルで老いない体をつくる」松生恒夫著

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 日本は世界一の長寿国として知られるが、実はギリシャやイタリア、サンマリノなど地中海沿岸地域の国々も、長寿国の上位を占めている。その鍵を握る食材が「オリーブオイル」だ。

 オリーブオイルには豊富なポリフェノールが含まれており、細分化すると30種類以上にもなるという。中でも注目されているのが、オレウロペイン。ビタミンEにも勝る抗酸化力で、活性酸素を除去する働きが強いことが、欧州食品安全局による研究でも明らかになっている。また、オリーブオイル由来の不飽和脂肪酸は、脳の神経細胞の変性に抵抗性を示すことも分かっており、アルツハイマー病予防にも効果が期待できるのだ。

 巻末では、おいしくて安全なオリーブオイルの選び方もレクチャーしている。(平凡社 760円+税)




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