「『霊魂』を探して」鵜飼秀徳著

公開日:  更新日:

 経済誌記者をしていた著者は、東日本大震災の1年後、産経新聞で、幽霊が被災者を悩ませているという記事を読んだ。調べてみると、「津波で流された子どもが家を駆けまわっている姿を見た」などの話が6年間で175件あったが、阪神・淡路大震災の報道で幽霊の話は0件だった。阪神・淡路大震災の行方不明者は3人だが、東日本大震災は2546人と多い。

 そこには供養しなければ「浮かばれない」という日本人の霊魂観があるのではないかと考え、著者は仏教やキリスト教など20の宗教法人や僧侶に霊魂に関するアンケートを行って、それを分析した。

 現代日本人の「霊魂観」を見つめたリポート。

 (KADOKAWA 1600円+税)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新のBOOKS記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    女が嫌いな女3位 伊藤綾子が暗示する“におわせメッセージ”

  2. 2

    突然の引退劇…貴乃花親方“お涙頂戴会見”のウソ八百<上>

  3. 3

    悪いのは告発女性? バナナ日村「淫行」同情論への違和感

  4. 4

    ファン心配…築地「吉野家1号店」営業終了で店長はどこへ

  5. 5

    安倍首相が怯える 近畿財務局“森友キーマン”証人尋問Xデー

  6. 6

    突然の引退劇…貴乃花親方“お涙頂戴会見”のウソ八百<下>

  7. 7

    妻のがん治療のため売却した愛車が…17年後の家族愛の物語

  8. 8

    狙われる関ジャニ∞…錦戸&大倉“ベッド写真”流出の裏事情

  9. 9

    妊娠を“計画”発表…前田敦子「デキ婚」かたくな否定のウラ

  10. 10

    樹木希林さんも別居婚 民法上の気になること弁護士に聞く

もっと見る