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「『霊魂』を探して」鵜飼秀徳著

 経済誌記者をしていた著者は、東日本大震災の1年後、産経新聞で、幽霊が被災者を悩ませているという記事を読んだ。調べてみると、「津波で流された子どもが家を駆けまわっている姿を見た」などの話が6年間で175件あったが、阪神・淡路大震災の報道で幽霊の話は0件だった。阪神・淡路大震災の行方不明者は3人だが、東日本大震災は2546人と多い。

 そこには供養しなければ「浮かばれない」という日本人の霊魂観があるのではないかと考え、著者は仏教やキリスト教など20の宗教法人や僧侶に霊魂に関するアンケートを行って、それを分析した。

 現代日本人の「霊魂観」を見つめたリポート。

 (KADOKAWA 1600円+税)

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