「新・AV時代」本橋信宏著

公開日: 更新日:

 あの伝説のAV監督・村西とおるの下で、かつてシナリオライター兼プロデューサーを務めていた著者が、AV業界の変遷と業界人たちの人間模様を描いたノンフィクションノベル。

 裏本の帝王として業界に君臨していた「会長」との邂逅(かいこう)に始まり、逮捕で全てを失った会長が村西と名乗り勃興してきたアダルトビデオ界で再びヒットメーカーとなっていく姿を、彼を取り巻く黒木香や卑弥呼ら人気女優たちのドラマと共に描く。その後、50億円の借金を抱えた村西の流浪を中心に、一大AV帝国を築いた高橋がなりや代々木忠ら、「悩ましき人々」が織り成す狂騒の日々を活写する。

 Netflixで6月24日から配信中の話題のドラマ「全裸監督シーズン2」の原作。

(文藝春秋 924円)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「コンプラ違反」で一発退場のTOKIO国分太一…ゾロゾロと出てくる“素行の悪さ”

  2. 2

    石田ゆり子ブームは終わらない? ベリーショートに賛否、脱「奇跡の50代」でも人気加速

  3. 3

    TOKIO国分太一「コンプラ違反」秘匿も次々に“セパ報道”で窮地に…復帰は極めて困難な道のりに

  4. 4

    作新学院・小針監督の「不適切指導」に私が思うこと 批判するのが“無難”かもしれないけれど…

  5. 5

    国分太一「すぽると!」降板は当然…“最悪だった”現場の評判

  1. 6

    巨人阿部監督 グチるくらいならいっそ「4番・坂本勇人」はどうだろう…“進退の決断”含めた4つの理由

  2. 7

    国分太一コンプラ違反で「周囲が感じていた異変」…過去にはガングロに"変身”して問題起こした有名人も

  3. 8

    田原俊彦「真ん中の足」「カッチカチ」下ネタ連発で退場危機…フジ問題でも“おまいう発言”で大ヒンシュク

  4. 9

    フジ再激震! オンカジ逮捕「ぽかぽか」演出担当社員が豪語していた夢との落差にア然

  5. 10

    長嶋茂雄さんは松井秀喜の背もたれをガーンと蹴っ飛ばし、「巨人の4番道」を説いていた