「談志の日記1953 17歳の青春」立川談志著

公開日: 更新日:

1月14日 末広亭でレコードを集めていた。「道かん」を演じるが、受けない。どうしたらいいだろう。考えると頭が痛くなる。

1月20日 高座で「根問」をやるが、途中でいやになって、噺を切って高座を下りる。

3月2日 客が6人くらいしか入っていないが、酔客が1人入ってきたので「狸」を始める。酔客が何か言っているのはシャクに障らなかったが、噺を途中で切って高座を下りる。

6月2日 川崎演芸場へ。噺が又セコ(ダメ)になる。どうもおかしい。大きくなりたくないのに時間が過ぎてゆく。

 自分の芸についての不安や他の芸人への辛辣な批評を記した、入門翌年の日記。

(dZERO 3080円)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    【夏の甲子園】初戦で「勝つ高校」「負ける高校」完全予想…今夏は好カード目白押しの大混戦

  2. 2

    ドジャース大谷翔平「絶対的な発言力」でMLB球宴どころかオリンピックまで変える勢い

  3. 3

    やす子「ドッキリGP」での言動が物議…“ブチ切れ”対応で露呈してしまった芸人の器量と力量

  4. 4

    巨人・戸郷翔征は「新妻」が不振の原因だった? FA加入の甲斐拓也と“別れて”から2連勝

  5. 5

    中央学院戦の「1安打完封負け」は全部私の責任です。選手たちにもそう伝えました

  1. 6

    菊池風磨率いるtimeleszにはすでに亀裂か…“容姿イジリ”が早速炎上でファンに弁明

  2. 7

    タレント出身議員の“出世頭” 三原じゅん子氏の暴力団交遊疑惑と絶えない金銭トラブル

  3. 8

    巨人の正捕手争い完全決着へ…「岸田>甲斐」はデータでもハッキリ、阿部監督の起用法に変化も

  4. 9

    ドジャース大谷翔平の突き抜けた不動心 ロバーツ監督の「三振多すぎ」苦言も“完全スルー”

  5. 10

    萩生田光一氏「石破おろし」がトーンダウン…自民裏金事件めぐり、特捜部が政策秘書を略式起訴へ