「団地と移民」安田浩一著

公開日: 更新日:

 1955年、戦後の深刻な住宅不足の解消と住環境向上のため、日本住宅公団が設立され、公共事業として各地に団地が建設された。しかし、建設から半世紀以上が経ち、多くの団地が都会の「限界集落」と化している。そんな団地の今を取材したルポ。

 1960年に入居が始まった千葉県松戸市の常盤平団地は約5000世帯の住人の半数近くが65歳以上の高齢者で、孤独死が大きな問題となっている。一方、埼玉県川口市の芝園団地は全2500世帯の半数が外国人住人で、団地外から排外主義者の嫌がらせが続く。

 他にも、ロマンポルノの「団地妻 昼下りの情事」の舞台となった神代団地(調布市・狛江市)や、移民が多く暮らすパリ郊外の団地など各地の団地を訪ね、住人たちの取り組みを伝える。

(KADOKAWA 1012円)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    渋野日向子の今季米ツアー獲得賞金「約6933万円」の衝撃…23試合でトップ10入りたった1回

  2. 2

    マエケンは「田中将大を反面教師に」…巨人とヤクルトを蹴って楽天入りの深層

  3. 3

    今の渋野日向子にはゴルフを遮断し、クラブを持たない休息が必要です

  4. 4

    陰謀論もここまで? 美智子上皇后様をめぐりXで怪しい主張相次ぐ

  5. 5

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  1. 6

    日本相撲協会・八角理事長に聞く 貴景勝はなぜ横綱になれない? 貴乃花の元弟子だから?

  2. 7

    安青錦は大関昇進も“課題”クリアできず…「手で受けるだけ」の立ち合いに厳しい指摘

  3. 8

    Snow Manの強みは抜群のスタイルと、それでも“高みを目指す”チャレンジ精神

  4. 9

    小室眞子さん最新写真に「オーラがない」と驚き広がる…「皇族に見えない」と指摘するファンの残念

  5. 10

    池松壮亮&河合優実「業界一多忙カップル」ついにゴールインへ…交際発覚から2年半で“唯一の不安”も払拭か