「乙女の教室」美輪明宏著

公開日: 更新日:

 現代女性は、学歴も教養も兼ね備え、ファッションセンスも磨かれているが、一方で女性としてどう生きるべきか、何を求めて生きるべきかを見失ってしまった人も多い。そんな女性のために「乙女」として生きることを勧める生き方指南書。

 乙女の乙とは、「甲乙丙丁」の乙のこと。「甲」では出来過ぎてちょっといやらしいけれど「乙」なら愛嬌がある。清楚で、上品で聡明で、恥じらいがあって奥ゆかしく、教養や知識があってもそれをひけらかさない女性。芯が強くて清らかで、勇気と義侠心がある女性。そして常識や世間の思惑などに振り回されず、揺らぐことのない道徳観や倫理観を内に秘めている女性。

 そんな乙女の美徳をひとつひとつ解き明かし、それを身につけるにはどうすべきかを説く。

(集英社 737円)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    世良公則氏やラサール石井氏らが“古希目前”で参院選出馬のナゼ…カネと名誉よりも大きな「ある理由」

  2. 2

    新横綱・大の里の筆頭対抗馬は“あの力士”…過去戦績は6勝2敗、幕内の土俵で唯一勝ち越し

  3. 3

    年収1億円の大人気コスプレーヤーえなこが“9年間自分を支えてくれた存在”をたった4文字で表現

  4. 4

    浜田省吾の父親が「生き地獄」の広島に向ったA.A.B.から80年

  5. 5

    山尾志桜里氏は出馬会見翌日に公認取り消し…今井絵理子、生稲晃子…“芸能界出身”女性政治家の醜聞と凄まじい嫌われぶり

  1. 6

    「徹子の部屋」「オールナイトニッポン」に出演…三笠宮家の彬子女王が皇室史を変えたワケ

  2. 7

    “お荷物”佐々木朗希のマイナー落ちはド軍にとっても“好都合”の理由とは?

  3. 8

    ドジャース佐々木朗希 球団内で「不純物認定」は時間の問題?

  4. 9

    くら寿司への迷惑行為 16歳少年の“悪ふざけ”が招くとてつもない代償

  5. 10

    フジ親会社・金光修前社長の呆れた二枚舌…会長職辞退も「有酬アドバイザー」就任の不可解