「赤ちゃんポストの真実」森本修代著

公開日: 更新日:

「赤ちゃんポストの真実」森本修代著

 2007年5月、熊本県の慈恵病院が「虐待され遺棄される赤ちゃん」の救出を目的に、親が育てられない子どもを匿名で預かる「こうのとりのゆりかご」(赤ちゃんポスト)を開設。以来、今年3月までの約16年間で170人の子どもが預けられたという。そのうち、親が全く分からない子は31人、障害児も17人いる。

 命を優先することを目的に設置された赤ちゃんポストだが、預けられた子どもの養育を担当する施設の職員には「合法的な遺棄」だと批判をする人もいる。

 預けた人や預けられた子ども、病院の元看護師長、そして病院関係者など、当事者たちを幅広く取材し、彼らが抱える葛藤や赤ちゃんポストを必要とする社会の歪み、そして出自を知る権利や命について考える渾身のルポルタージュ。

(中央公論新社 1034円)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    DeNA三浦監督まさかの退団劇の舞台裏 フロントの現場介入にウンザリ、「よく5年も我慢」の声

  2. 2

    2度目の離婚に踏み切った吉川ひなの壮絶半生…最初の夫IZAMとは"ままごと婚"と揶揄され「宗教2世」も告白

  3. 3

    なぜ「愛子天皇」ではダメなのか? 美智子さまが心情を吐露する出版物を準備中…と政界で話題

  4. 4

    鈴木紗理奈以外にもいた…あのちゃんが過去に口にしていた“キライな芸能人”の実名

  5. 5

    嵐が去る前に思い出す…あの頃の「松本潤」と「大野智」

  1. 6

    日本ハムがソフトBに8戦全敗の悲惨…崩壊投手陣が口にする「伏見寅威ロス」

  2. 7

    元サッカー日本代表・大津祐樹さんはビジネスでも成功 年商300億円の高級腕時計会社の社長に

  3. 8

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  4. 9

    DeNAビシエド電撃引退のウラとフロント批判殺到の必然《もうハマスタに行こうとは思わない》

  5. 10

    文科省「教育の政治的中立性」で波紋…なぜ森友学園がセーフで、同志社国際がアウトなのか?