「ヘイトクライムとは何か」鵜塚健、後藤由耶著

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「ヘイトクライムとは何か」鵜塚健、後藤由耶著

 ヘイトクライムとは障害者や性的少数者ら特定の属性の人たちへの差別意識を動機にした犯罪。以前から繰り返されてきたが、近年は単独で実行され、短期間で一気に過激な行為に手を染める形態が目立つという。

 さらに、ネット上にはそうした犯行を賛美する声があふれている。こうした現状が続けば、関東大震災での外国人を標的にした大量虐殺のようなことが再び起こりかねない。

 本書はそうした危機意識のもと、2021年に京都のウトロ地区で起きた放火事件や、翌年の大阪・コリア国際学園放火事件、朝鮮学校への脅迫や生徒への暴行、ヘイトスピーチなど、繰り返される在日コリアンを標的にした民族差別を取り上げ、差別の構造を解き明かし、社会的背景に迫る。

(KADOKAWA 1034円)

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